【Rolling in the Deep】の和訳:Adele(アデル)

今回は、Adele(アデル)「Rolling in the Deep(ローリング・イン・ザ・ディープ)」の翻訳です。

「Rolling in the Deep」は、アデルの2ndアルバム「21」に収録されており、2010年11月にリードシングルとしてリリースされました。当時アメリカで過去25年の間で最もクロスオーバー・ヒットをした曲と評された、アデルの代表曲です。ビルボードでは1位、UKチャートでは2位など世界中でヒットを記録しました。

解説:クロスオーバーとは、ジャズにラテン、ロックやソウルなどを組み合わせた曲のことを指します。

【目次】

それでは、お聞きください。


Rolling in the Deep 基本情報

曲名:Rolling in the Deep
アーティスト:Adele
出身:ロンドン(英国)
ジャンル:ソウル、ポップ、ブルース
チャート:2位(UK)
発売日:2010年11月29日
収録アルバム:21

Adele : Rolling in the Deep Rolling in the Deep
Adele
apple music
「Rolling in the Deep:Adele」の動画


YouTube「Rolling in the Deep:Adele」より

「Rolling in the Deep:Adele」の翻訳

※グレイの箇所をクリックすると、解説を見ることができます。

There’s a fire starting in my heart
(心の内で、炎が燃え上がり始める)

Reaching a fever pitch, and it’s bringing me out the dark *
(感情は激高し、やがて暗闇から抜け出す)

「fever pitch」は、「感情がものすごく高い状態、興奮、熱狂」という意味です。この「興奮状態」に向かって「reach(届く、向かう)」様子。
※Cambridge Dictionary「fever pitch」より

Finally, I can see you crystal clear *
(ついには、あなたがはっきりと見えるようになる)

「crystal clear」で「もの凄くはっきり」という慣用句です。アデルは別れた恋人に対して怒りが込み上げており、「はっきり見える」とは「その人の内面、または本性」が見える様子だと思います。
※Cambridge Dictionary「crystal clear」より

Go ahead and sell me out, and I’ll lay your ship [shit] bare *
(どうぞ裏切りなさい、私もあなたのこと晒(さら)してやるのだから)

「sell me out」で「裏切る(〜を売る)」という意味、「lay bare」で「暴露する」という意味です。曲の中でアデルは元恋人に対してかなりキレており、本当は「shit(クソ)」と言いたかったのを一文字変えて「ship(船)」としています。
※The Free Dictionary「sell someone out」より
※Cambridge Dictionary「lay bare sth」より

See how I’ll leave with every piece of you
(覚えておくといい、私があなたとの思い出すべてを抱え去っていくことを)

Don’t underestimate the things that I will do *
(私がこれからすることを甘くみない方がいいわ)

「underestimate」で、「過小評価する」という意味。「under(下の)+estimate(評価する)」と別けるとわかりやすいですね。

There’s a fire starting in my heart
(心の内では、炎が燃え上がり始めている)

Reaching a fever pitch, and it’s bringing me out the dark
(感情は激高し、やがて暗闇から抜け出すの)

The scars of your love remind me of us
(あなたが残した愛の傷は、二人のことを思い出させ)

They keep me thinking that we almost had it all
(もう少しですべてを手に入れられたと信じ込ませる)

The scars of your love, they leave me breathless *
(あなたが残した愛の傷、それは息苦しさだけを残していった)

「breathless」は、「息を切らす、喘いでいる、興奮した」状態を表します。

I can’t help feeling *
(そう感じざるを得ないの)

「can’t help」は、「コントロールができない、止めることができない」という意味。「feeling(感じている)」が後にきているので、「あなたが残した愛の傷の意味をそう捉えざるを得ない」となります。
※Cambridge Dictionary「can’t help」より

We could have had it all
(私たちは、すべてを手に入れることができたのに)

(You’re gonna wish you never had met me)
(あなたは思うはずだ、私に出会わなければよかったのにと)

Rolling in the deep *
(心から信頼していたのに)

「Rolling in the deep」の解釈については多数あります。アデルは「ローリングストーン誌」で、このフレーズは「roll deep(誰かが側にいる、大勢でいる)」というスラングからきていると説明し、「自分が困っている時に、すぐに駆けつけて助けてくれるような人」だと語っています。ですので「信頼していたのに」、または「側にいてくれると思っていたのに」などの訳が当てはまるかなと思います。
※ローリングストーン誌「アデルの記事」より

(Tears are gonna fall, rolling in the deep)
(涙は流れ、奥底へと流れていく)

You had my heart inside of your hand
(あなたは手の内で私の心を手に入れ)

(You’re gonna wish you never had met me)
(あなたは思うはずだ、私に出会わなければよかったのにと)

And you played it to the beat *
(そして、私の気持ちを弄(もてあそ)んだのよ)

前のフレーズで「You had my heart(あなたは私のハートを手にした)」とあるので、「beat」は「心臓、気持ち、鼓動」をイメージさせることができます。本来なら「ビートに合わせて演奏する」という意味ですが、音楽家らしいアデルの表現方法だと思います。

(Tears are gonna fall, rolling in the deep)
(涙は流れ、奥底へと流れていく)

Baby, I have no story to be told
(ベイビー、話すようなことは何もないけれど)

But I’ve heard one on you
(あなたの話を一つ聞いたの)

Now I’m gonna make your head burn
(これからあなたを苛立たせるかもしれない)

Think of me in the depths of your despair
(絶望の奥底で私のことを考えて)

Make a home down there
(そこで家でも建てるといい)

As mine sure won’t be shared
(もちろん、そこでは一緒に暮らすことはないけれど)

(You’re gonna wish you never had met me)
(あなたは思うはずだ、私に出会わなければよかったのにと)

The scars of your love remind me of us
(あなたが残した愛の傷は、二人のことを思い出させ)

(Tears are gonna fall, rolling in the deep)
(涙は流れ、奥底へと流れていく)

They keep me thinking that we almost had it all
(もう少しですべてを手に入れられたと信じ込ませる)

(You’re gonna wish you never had met me)
(あなたは思うはずだ、私に出会わなければよかったのにと)

The scars of your love, they leave me breathless
(あなたが残した愛の傷、それは息苦しさだけを残していった)

(Tears are gonna fall, rolling in the deep)
(涙は流れ、奥底へと流れていく)

I can’t help feeling
(そう感じざるを得ないの)

We could have had it all
(私たちは、すべてを手に入れることができたのに)

(You’re gonna wish you never had met me)
(あなたは思うはずだ、私に出会わなければよかったのにと)

Rolling in the deep
(心から信頼していたのに)

(Tears are gonna fall, rolling in the deep)
(涙は流れ、奥底へと流れていく)

You had my heart inside of your hand
(あなたは手の内で私の心を手に入れ)

(You’re gonna wish you never had met me)
(あなたは思うはずだ、私に出会わなければよかったのにと)

And you played it to the beat
(そして、私の気持ちを弄んだのよ)

(Tears are gonna fall, rolling in the deep)
(涙は流れ、奥底へと流れていく)

Could have had it all
(もう少しですべてを手に入れることができた)

Rolling in the deep
(心から信頼していた)

You had my heart inside of your hand
(あなたは手の内で私の心を手に入れた)

But you played it with a beating
(だけど、私の気持ちを弄んだんだ)

Throw your soul through every open door
(すべての開かれたドアをあなたの魂がくぐり抜ける)

Count your blessings to find what you look for
(探していたモノを見つけた喜びを数えてみるといい)

Turn my sorrow into treasured gold
(私の悲しみは大切な黄金へと変わった)

You’ll pay me back in kind and reap just what you sow *
(同じやり方で報復してやるわ、それが自業自得というモノなの)

「You reap what you sow」で「蒔いた種を自分で刈り取る」という意味になり、日本語では「自業自得、因果応報」などの意味になります。また、「pay back」は「払い戻し、報復する、復讐する」という意味になります。
※Longman Dictionary「you reap what you sow」より

(You’re gonna wish you never had met me)
(あなたは思うはずだ、私に出会わなければよかったのにと)

We could have had it all
(私たちは、すべてを手に入れることができたのに)

(Tears are gonna fall, rolling in the deep)
(涙は流れ、奥底へと流れていく)

We could have had it all
(私たちは、すべてを手に入れることができたのに)

(You’re gonna wish you never had met me)
(あなたは思うはずだ、私に出会わなければよかったのにと)

It all, it all, it all
(すべてを、すべてを…)

(Tears are gonna fall, rolling in the deep)
(涙は流れ、奥底へと流れていく)

We could have had it all
(私たちは、すべてを手に入れることができたのに)

(You’re gonna wish you never had met me)
(あなたは思うはずだ、私に出会わなければよかったのにと)

Rolling in the deep
(心から信頼していたのに)

(Tears are gonna fall, rolling in the deep)
(涙は流れ、奥底へと流れていく)

You had my heart inside of your hand
(あなたは手の内で私の心を手に入れ)

(You’re gonna wish you never had met me)
(あなたは思うはずだ、私に出会わなければよかったのにと)

And you played it to the beat
(そして、私の気持ちを弄んだのよ)

(Tears are gonna fall, rolling in the deep)
(涙は流れ、奥底へと流れていく)

Could have had it all
(すべてを手に入れることができたのに)

(You’re gonna wish you never had met me)
(あなたは思うはずだ、私に出会わなければよかったのにと)

Rolling in the deep
(心から信頼していたのに)

(Tears are gonna fall, rolling in the deep)
(涙は流れ、奥底へと流れていく)

You had my heart inside of your hand
(あなたは手の内で私の心を手に入れ)

(You’re gonna wish you never had met me)
(あなたは思うはずだ、私に出会わなければよかったのにと)

But you played it
(そして、私の気持ちを弄んだのよ)

You played it
(弄んだ)

You played it
(弄んだんだ)

You played it to the beat
(私の気持ちを弄んだのよ)


解説とまとめ

Adele(アデル)

アルバム「21」も含めて、シングルの「Rolling in the Deep」は2011年に爆発的なヒットとなり、2012年のグラミー賞では最優秀レコード賞を受賞。また、同年のブリット賞でもベストアルバム賞に輝くなど数々の賞を獲得しました。特にアメリカでは過去25年の間で最もクロスオーバー・ヒットした曲と評され、リンキン・パークなど数々のアーティストにもカバーされました。中でもクイーン・オブ・ソウルで有名な大御所アレサ・フランクリンにもカバーされ多くの話題を呼びました。

「Rolling in the Deep(心の奥底で揺れ動くモノ)」と付けられたタイトルは、アデルの元恋人に対しての「怒り」をぶつけた曲です。元恋人に「アデルの人生が寂しく、つまらないものである。そして、恋愛をできない弱い人間だ」と侮辱されたことがきっかけのようです。

タイトル「Rolling in the Deep」の意味と解説

「Rolling in the Deep」のタイトルについて、アデルはローリングストーン誌の中でこのよう語っています。

“Like “Rolling in the Deep,” the phrase “rolling in the deep” is sort of my adaptation of a kind of slang, slur phrase in the UK called “roll deep,” which means to have someone, always have someone that has your back, and you’re never on your own, if you’re ever in trouble you’ve always got someone who’s going to come and help you fight it or whatever like that. And that’s how I felt in the relationship that the record’s about, especially “Rolling in the Deep.” That’s how I felt, you know, I thought that’s what I was always going to have, and um, it ended up not being the case.”
参照元:ローリングストーン誌「Adeleインタビュー記事」より

訳:「Rolling in the Deep」というフレーズは、イギリスで軽く使われるスラング「roll deep」を私なりに少しイジって使ったものです。「roll deep」の意味とは、「一緒にいる人」、「いつも支えてくれる人」、「決して一人にさせない人」、もし何か問題が起こった時にすぐに駆けつけ助けてくれる、そんな感じの人のことです。特にこの曲「Rolling in the Deep」は、そういう恋愛感情を思ってます。わかるでしょ、それが私のなの、私はいつもそういう考えを持っているの。だけど、まぁ今回はそんな風にはならなかったってことね。

アレサ・フランクリンのカバーを紹介

少し長くなってしまいましたが、アレサ・フランクリンの「Rolling in the Deep」のカバーもかなりおすすめなので紹介させてください。残念ながらアレサ・フランクリンは2018年8月16日にお亡くなりになり、2014年にリリースされたこの曲が最後のシングルになりました。ご冥福をお祈りします。

Aretha Franklin – Rolling In the Deep

最後に感想を

2011年にこの曲を聞いた時は、ソウルな感じでファンキーでカッコいいとミーハーぶっていましたが、実際に翻訳をしてみると当時思っていた印象とはかなり変わりました。アデルの元恋人に対しての怒りとイギリス人ならではの「嫌味」がいい感じで融合されており、深い憎しみの中の「炎」を感じました。

個人的ではありますが、アデルのようなふくよかな女性が僕は好みなので、この振った男性というのは凄く後悔しているのではないのかなぁと思っています。それにしてもアデルは綺麗ですね。

さて、今回は以上になります。
最後まで見て頂きましてありがとうございました。
それでは、良い一日を!

※何か間違っている箇所、不明な点があればコメント、またはお問い合わせください。
出来るだけ、正確に翻訳をしたいと思っております。

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この記事を書いた人
ヨロイ

オンガクガトマラナイを運営しているヨロイです。普段はウェブディレクターをしています。洋楽をきちんと翻訳したくてこのサイトを始めました。洋楽って本当に良いですよね!

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