Hip Hop好きなら聞いておけ:DJ Premier(DJプレミア)おすすめ曲紹介

今回は、90年代に数々のヒット曲を生み出した天才ヒップホッププロデューサー、DJ Premier(DJプレミア)を紹介します。その活躍は自身のヒップホップユニットGang Starr(ギャングスター)として、また多くのアーティストをプロデュースし続けることでも有名です。

DJ Premierの特徴は、ジャズ、ファンク、ソウルを元にサンプリングし組み合わせながら新しい音楽を作り出すことです。特に他のアーティストの制作に関しては、そのアーティストの過去の作品からもサンプリングすることを好みます。2000年代に入っても、尚ヒットを連発し続ける彼は、まさにヒップホップの生きる伝説になっています。

DJ Premier(DJプレミア)の基本情報

アーティスト名:DJ Premier(DJプレミア)
※Premo(プレモ)、 Primo(プリモ)と表示されることもある。
本名:Christopher Edward Martin(クリストファー・エドワード・マーティン)
出身:ニューヨーク・ブルックリン
生年月日:1966年3月21日(現在51歳※2017年現在)
活動時期:1984年 – 現在(個人として)
     1989年 – 2003年、または06年(Gang Starrとして)
     2014年 – 現在(PRhymeとして)
ジャンル:ヒップホップ(東海岸系ヒップホップ)
備考:Gang Starr(ギャングスター)は、Guru(グル)とのユニット活動になります。DJ Premierは89年から参加しています。PRhyme(プライム)は、Royce da 5’9”(ロイス・ダ・ファイブ・ナイン)とのユニット活動になります。

▼DJ Premierがプロデュースしたことのあるアーティスト
Gang Starr(ギャングスター)、Gang Starr Foundation(ギャングスター・ファウンデーション)、AZ、Big Daddy Kane(ビッグ・ダディ・ケイン)、Common、Dr. Dre、Game、Joey Bada$$(ジョーイ・バッドアス)、KRS-One、Ludacris(リュダクリス)、M.O.P.、Mos Def、Nas、Rakim、Royce da 5’9″、Snoop Dogg、The Notorious B.I.G.、Jay-Z、Kanye West、Limp Bizkit、Busta Rhymesなど。
(※全部書くと長くなるので、一部のみ)

DJ Premier(DJプレミア)の簡単な歴史

DJ Premier(DJプレミア)は、米国テキサスの生まれですが、10代の頃にニューヨークのブルックリンに移住。大学はテキサスにあるPrairie View A&M University(プレイリー・ビュー・A&M大学)に在籍し、そこでDJのスキルを磨きます。

DJ PREMIER & Guru

89年ボストンで活動していたGang Starr(ギャングスター)のGuru(グル)が、DJ Premier(当時Waxmaster C)から送られてきたテープを気に入りぜひメンバーにと誘います。当時のGang Starrは、メンバーが決別してGuruの1人だった。2人は気が合い、その年に1stアルバム「No More Mr. Nice Guy」と、1stシングル「Words I Manifest」を同時にリリースします。さらに、90年英国ロンドンに拠点を置く「Chrysalis Records(クリサレス・レコード)」と契約、ニューヨークでの活動を手助けし、その後10年東海岸で最も影響力のあるHip Hopアーティストとして成長していくことになります。

DJ Premier, Q-Tip, Nas, and Large Professor (1994)

90年初頭に入るとHip Hopの勢力は益々拡大していきます。Rakim、KRS-Oneなどはよりディープに思想や黒人の誇りを、De La Soul(デ・ラ・ソウル)、A Tribe Called Quest(ア・トライブ・コールド・クエスト)などはリズミカルに言葉遊びを含めた心地の良いラップを追求していきました。DJ Premierはと言うと、東海岸系のヒップホップに傾倒していきます。Gang Starrの活動もコンスタントにこなしながら、様々なラッパーとコラボをしていきます。例えば、1994年のNas(ナズ)の「Illmatic(イルマティック)」など彼の代表作に当たります。90年代は東海岸、西海岸、南部のヒップホップカルチャーが確立・抗争、女性ラッパーの出現、ニュースクールが頭角を表して来るなど激動の時代を迎えました。

Gang Starrはユニットでの活躍、そして個人として各々が活躍していくにつれ、お互いの考え方、取り巻く環境は少しずつ変化していきました。残念ながら、2003年の「The Ownerz」をリリースを最後に解散します。その後、2006年のインタビューでGuruが「Gang Starrは終わりに達した」と表明しました。

活動停止後も、DJ Premierは精力的に活動していきます。2006年にはChristina Aguilera(クリスティーナ・アギレラ)の「Ain’t No Other Man」に携わりメガヒットを生み出してます。その後も数々の制作に携わっています。

DJ Premier(DJプレミア)の動画を紹介

さて、動画を全部紹介する分けにもいかないので、僕の独断と偏見で何曲か選ばさせて頂きます。いずれもカッコいい曲で聞けば絶対に好きになると思います。
※年代順ではなく、聞きやすい曲を選んでるつもりです。参考になればと思います。

01. Classic (Better Than I’ve Ever Been)

2007年2月にナイキのエアフォースワン25周年を記念して、グラミー賞にノミネートしたことのあるラッパー、Rakim(ラキム)、Kanye West(カニエ・ウェスト)、Nas(ナズ)、KRS-Oneを迎えて、プロデューサーにDJ PremierとRick Rubin(リック・ルービン)という超豪華メンバーによるコラボ企画の曲です。

02. Nas「Illmatic」から2曲を紹介

94年にリリースされたNasの「Illmatic」から2曲紹介します。このアルバムにDJ Premierが関わったのは3曲、「N.Y. State of Mind」、「Memory Lane」、「Represent」。その中から2曲紹介します。このアルバムもめちゃくちゃオススメの1枚なので、ぜひ聞いてみてください。

▼「Memory Lane」

▼「Represent」

03. 「Full Clip」 by Gang Starr

99年にGang Starr10週年を記念して作られたコンピレーションアルバム「Full Clip: A Decade of Gang Starr(ギャングスタの10年)」から、「Full Clip」という曲を紹介します。

04. 「The 6th Sense ft. Bilal」 by Common

2000年3月に発売されたCommon(コモン)の「Like Water for Chocolate」に収録されてる「The 6th Sense ft. Bilal」です。こちらもDJ Premierの制作によるものです。

05. 「BOOM」 by Royce da 5’9″

02年に発売されたRoyce da 5’9″(ロイス・ダ・ファイブ・ナイン)のアルバム「Rock City」に収録されている「BOOM(ブーム)」もDJ Premierのプロデュースによるものです。この1曲も絶対外せませんね!

06. 「When I B On Tha Mic」 by Rakim

プレミアはRakim(ラキム)の曲もプロデュースしてます。99年に発売された「The Master」からはこの1曲「When I B On Tha Mic」を紹介します。

07. 「Ain’t No Other Man」 by Christina Aguilera

06年、Christina Aguilera(クリスティーナ・アギレラ)の「Ain’t No Other Man」もDJ Premierのプロデュースよるものです。当初「クリスティーナ・アギレラとなんか仕事すんなよ」と回りから相当言われたようですが、結果的に07年のグラミー賞を受賞するなど大成功を収めました。

08. 「Unbelievable」 by The Notorious B.I.G.

ビギーからも1曲紹介します。94年に発売されたThe Notorious B.I.G.(ザ・ノートリアス・ビッグ)の「Ready to Die」に収録されてる「Unbelievable」。

09. 「Nas Is Like」 by Nas

Nasからもう1曲。99年にリリースされたアルバム「I Am…」から「Nas Is Like」もDJ Premierの仕事です。トラックがカッコ良すぎるので今でもラップバトルなどにも使用されてますね。

10. 「DJ Premier & The Badder Band : NPR Music Tiny Desk Concert」

それでは、最後に2017年8月21日にNPR Music(NPRミュージック)主催による「NPR Music Tiny Desk Concert」でDJ Premierが出演した時の動画です。きっと一発でDJ Premierに惚れてしまうことでしょう。

まとめと感想

DJ PREMIER(DJプレミア)

いやー、長くなってしまいました。ここまでお付き合い頂きありがとうございました。もっと紹介したい曲もあったのですが、DJ Premierがこんな人なんだと少しでも分かって頂けるように書いたつもりです。

現在は音楽の枠が消えつつあり、EDMの台頭もありどのジャンルにもヒップホップやR&Bの要素を取り入れられているのが見られます。DJ Premierが作る様なコテコテでファンキーなトラックは減ってきたのかなと思います。ただ、時代は繰り返され変化していきます。きっとまたコテコテのヒップホップがくる時代もあるかと思います。

東海岸ヒップホップってどんな感じだったのかと聞かれたら、間違いなくDJ Premierを聞けば分かると答えたいぐらい、彼は90年代のニューヨークを代表するDJだと思います。

今日は、少し気分を変えてヒップホップな1日にしてみてはいかがでしょうか。
それでは、良い一日を!

※何か間違っている箇所、不明な点があればコメント、またはお問い合わせください。
出来るだけ、正確な情報を掲載したいと思っております。

この記事を書いた人
ヨロイ

オンガクガトマラナイを運営しているヨロイです。普段はウェブディレクターをしています。洋楽をきちんと翻訳したくてこのサイトを始めました。洋楽って本当に良いですよね!

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