【Nancy Mulligan(ナンシー・マリガン)】の和訳:Ed Sheeran(エド・シーラン)

今回は、Ed Sheeran(エド・シーラン)「Nancy Mulligan(ナンシーマリガン)」の翻訳をしたいと思います。

「Nancy Mulligan」は、エド・シーランの3rdアルバム「÷(ディバイド)」のデラックスエディションに収録されている曲で、アルバムと同じ日(2017年3月3日)にリリースされました。UKシングルスでは13位、アイルランドでは3位を記録しています。

ナンシー・マリガンは実話を元にしたストーリー!

ナンシー・マリガンとエド・シーラン

この曲は実話を基に作詞をされています。なぜかというと、ナンシー・マリガンとはエドのおばあちゃん(名:ナンシー・シーラン)の旧名だからなんです。

ナンシーはアイルランド出身のカトリック教徒、対するエドのおじいさんのウィリアムは北アイルランド出身のプロテスタントでした。二人の仲は宗教、人種の違いからナンシーのお父さんに猛反対に合います。そこで二人は駆け落ちし、アイルランドの南部ウェックスフォードで結婚します。二人の出会いを綴ったストーリーはちょっと感動モノです!

まとめにて、少し詳しく書かせて頂きます。
それでは、まずはお聞きください。

Nancy Mulligan基本情報

曲名:Nancy Mulligan(ナンシー・マリガン)
アーティスト名:Ed Sheeran(エド・シーラン)
発売日:2017年03月17日
収録アルバム:÷(ディバイド)デラックスエディション
※通常版では収録されていないので注意を!

「Nancy Mulligan:Ed Sheeran」の動画


youtubeより

ここから「Nancy Mulligan:Ed Sheeran」の翻訳開始!

↓↓↓↓↓ ここから歌詞の翻訳です ↓↓↓↓↓

I was twenty-four years old
(24歳のときだった)

When I met the woman I would call my own ※01
(僕がその女性に出会った時、いつか僕の大切な人になると思ったんだ)

Twenty-two grand kids now growing old
(今や22人いた孫たちも皆成長し大人になった)

In that house that your brother bought ya
(君の兄貴が君に買ってくれたあの家で)

On the summer day when I proposed
(僕がプロポーズに行ったあの夏の日)

I made that wedding ring from dentist gold ※02
(僕は結婚指輪を金歯から作って)

And I asked her father, but her daddy said, “No
(君のお父さんに挨拶に行った、だが彼は「ノー」と言い)

You can’t marry my daughter”
(「娘とは結婚させない」と言ったんだ)

She and I went on the run ※03
(だから、彼女と僕は逃げ出したんだ)

Don’t care about religion
(宗教なんて関係ない)

I’m gonna marry the woman I love
(僕は愛する人と結婚をする)

Down by the Wexford border ※04
(ウェックスフォードの州境沿いで)

She was Nancy Mulligan
(彼女はナンシー・マリガン)

And I was William Sheeran
(そして、僕はウィリアム・シーラン)

She took my name and then we were one
(彼女は僕の名前をとり、僕らは一つになったんだ)

Down by the Wexford border
(ウェックスフォードの州境沿いで)

Well, I met her at Guy’s in the second World War ※05
(第二次世界大戦中のガイ病院で彼女に出会った)

And she was working on a soldier’s ward
(彼女は兵士の病棟で働いていたんだ)

Never had I seen such beauty before
(今ままでこんなに美しい人を見たことがあっただろうかと)

The moment that I saw her
(彼女を見た瞬間に思った)

Nancy was my yellow rose
(ナンシーは僕の黄色いバラだったんだ)

And we got married wearing borrowed clothes
(そして、僕らは借りてきた服を着て結婚式を挙げた)

We got eight children, now growing old
(8人の子供を授かり、今では皆それぞれ成長した)

Five sons and three daughters
(5人の息子たちと3人の娘たち)

She and I went on the run
(だから、彼女と僕は逃げ出したんだ)

Don’t care about religion
(宗教なんて関係ない)

I’m gonna marry the woman I love
(僕は愛する人と結婚をする)

Down by the Wexford border
(ウェックスフォードの州境沿いで)

She was Nancy Mulligan
(彼女はナンシー・マリガン)

And I was William Sheeran
(そして、僕はウィリアム・シーラン)

She took my name and then we were one
(彼女は僕の名前をとり、僕らは一つになったんだ)

Down by the Wexford border
(ウェックスフォードの州境沿いで)

From her snow white streak in her jet black hair
(彼女の美しい黒髪に雪のような白い線が混じる)

Over sixty years I’ve been loving her
(60年以上経っても僕は彼女を愛している)

Now we’re sat by the fire in our old armchairs
(暖炉の前で古い肘掛けに座ってる今も)

You know Nancy, I adore ya
(ナンシー、僕は君の事を心から愛してるんだ)

From a farm boy born near Belfast town
(ベルファストの近くの農家で僕は生まれた)

I never worried about the king and crown
(僕には王室のことなんかどうでもよかった)

‘Cause I found my heart upon the southern ground
(僕は南の地で愛する人を見つけたんだ)

There’s no difference, I assure ya
(そこには何の違いもない、約束するよ)

She and I went on the run
(だから、彼女と僕は逃げ出したんだ)

Don’t care about religion
(宗教なんて関係ない)

I’m gonna marry the woman I love
(僕は愛する人と結婚をする)

Down by the Wexford border
(ウェックスフォードの州境沿いで)

She was Nancy Mulligan
(彼女はナンシー・マリガン)

And I was William Sheeran
(そして、僕はウィリアム・シーラン)

She took my name and then we were one
(彼女は僕の名前をとり、僕らは一つになったんだ)

Down by the Wexford border
(ウェックスフォードの州境沿いで)

曲の感想とまとめ

いかがでしたでしょうか?とっても素敵なお話ですよね。エドのおじいさんのウィリアムは歯科医で、指輪は金歯を溶かして作ったようですが、誰の金歯だったんでしょうか…謎です。また、この曲は「Galway Girl(ゴールウェイ・ガール)」でも制作に参加したアイリッシュフォークバンドのBeoga(ベガ)と一緒に収録されています。

ちょっとだけ北アイルランドとアイルランドのお話、そして曲の説明

Nancy Mulligan map

エドのおじいさんが住んでいた北アイルランドはイギリスに含まれており、宗教はプロテスタントですが正確にはイギリス国教会になります。まぁ、歴史の話をすると長くなるので「凄くカトリックに近いプロテスタント」と思ってください。そして、ナンシーの住むアイルランドはカトリック教徒でした。

アイルランドは第二次大戦前の1938年にイギリスが独立を承認し、1949年にイギリス連邦から完全に独立します。イギリスがアイルランド占領している時に北部の豊かな土地をイングランド人に与えていたので北アイルランドには多くのイングランド人がいたということになります。

つまり、宗教と優遇政策を受けた人たちとは仲良くなんかできないよという感じだったんです。なんとなくアイルランドの中の北部と南部の雰囲気が伝わったでしょうか。ナンシーの父親が北部の人間ウィリアムとの結婚を許すはずがなく、二人はアイルランド南部のウェックスフォードに駆け落ちしてくのでした。

一つだけ勘違いしてほしくないのは、この曲が「宗教を批判している分けではない」ということです。エドの父親は敬虔なカトリック教徒ですし、エドも教会の合唱団に所属していました。愛する人と一緒になることについて、宗教は問題じゃないんだよというメッセージが込められていると僕は思いました。

エドのおばあちゃん、ナンシーのインタビュー

エドのおばあちゃん、ナンシーのインタビューも公開されているので紹介したいと思います。

Ed Sheeran’s Irish gran proud of her grandson

最後に文法・歌詞の説明

それでは最後に文法、歌詞の部分で説明が必要かなと思う部分を少し追記して終わりたいと思います。

01. When I met the woman I would call my own
「to call my own」で、「自分のものになる、自分に属する」という意味になります。なので、ここはいろいろな意訳「運命の人になると思った」、「大切な人になると思った」という感じにできると思います。

02. I made that wedding ring from dentist gold
訳は「僕は結婚指輪を金歯から作った」となります。エドのおじいさんウィリアムは、歯科医だったので金歯が手に入りやすかったようです。
※エド・シーランのインタビューより「interview with Zane Lowe」

03. She and I went on the run
「to go on the run」で、「見つからないように逃げる」という意味になります。「駆け落ち」という意訳も正しいと思いますが、駆け落ちの場合「elope」や「run away」という単語があるので、僕は「彼女と僕は逃げ出したんだ」という訳にしています。
※HiNativeより「to go on the run」

04. Down by the Wexford border
「border」とは、「線」という意味ですが、「国境」という意味でも使われます。とりわけウェックスフォードは州なので、「ウェックスフォードの州境沿いで」という訳が正しいと思います。

05. Well, I met her at Guy’s in the second World War
「Guy’s」とは、ロンドンにある「Guy’s Hospital」のことで現在でもロンドン中心部にあります。1940年代にウィリアムは歯科医の研修生としてガイ病院で働いていました。また、ナンシーも兵士が運び込まれる兵士病棟でナースとして勤務していました。
※ちなみに、「Guy’s Hospital」のホームページです。

さて、今回は以上になります。
最後まで見て頂きましてありがとうございました。
それでは、良い一日を!

※何か間違っている箇所、不明な点があればコメント、またはお問い合わせください。
出来るだけ、正確に翻訳をしたいと思っております。

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