【Shook Ones Part II】の和訳:Mobb Deep(モブ・ディープ)

今回はディープな奴らに送る曲、ニューヨークのヒップホップデュオMobb Deep(モブ・ディープ)「Shook Ones Part II(ショックワンズ・パート2)」の和訳に挑戦したいと思います。

いえー、いえー、リアルな奴等に送るぜ!と冗談はさておき…

Mobb Deepは、ニューヨーク出身の2人組Prodigy(プロディジー)Havoc(ハヴォック)からなるヒップホップデュオです。ガチガチの東海岸系ヒップホップで、この「Shook Ones(Part II)」が収録されてる2ndアルバム「The Infamous」で初の成功を収めました。2人組のラッパーとして、当時最も成功したグループの一つになります。

「Shook Ones(Part II)」は、95年に発売した2ndアルバム「The Infamous」に収録されている曲です。この曲は、Havocが育ったニューヨーク・ロングアイランドにあるクイーンズブリッジ団地の様子を描いています。クイーンズブリッジ団地は米国最大の公営住宅で、主にアフリカ系アメリカ人やラテン系の低所得者が住むエリアです。ここには、かつてNAS(ナズ)など多くのラッパーが住んでいました

それでは、Check it out now!!

Shook Ones(Part II)の基本情報

曲名:Shook Ones Part II(ショックワンズ・パート2)
グループ名:Mobb Deep(モブ・ディープ)
発売日:1995年02月07日
収録アルバム:The Infamous

Mobb Deepの「Shook Ones(Part II)」の動画


youtubeより

ここからMobb Deepの「Shook Ones(Part II)」の翻訳開始!

↓↓↓↓↓ ここから歌詞の翻訳です ↓↓↓↓↓

Word up, son, word, yeah
(その通りだな)

To all the killers and a hundred dollar billers
(すべてのクズ共に送るぜ)

【※直訳:すべての人殺しと貧乏人に送る】

For real niggas who ain’t got no feelings
(感情なんてないリアルなニガーのためにな)

Check it out now
(聞いてくれ)

I got you stuck off the realness, we be the infamous
(俺がお前にリアルって奴を見せてやる、俺たちの悪名だけが轟いてる)

You heard of us, official Queensbridge murderers
(聞いたことあるだろ?俺たちがクイーンズブリッジの殺し屋集団さ)

The Mobb comes equipped for warfare, beware
(モブは戦争の準備はできてる、注意しておけ)

【※モブ・ディープのこと】

Of my crime family who got ‘nough shots to share
(俺の凶悪な仲間たちにな、武器も十分にあるぜ)

For all of those who wanna profile and pose
(悪ぶってる奴、イキがってる奴はヤッてやる)

Rock you in your face, stab your brain with your nose bone
(狙いはお前の顔、テメーの鼻っ面に向けて脳みそぶちまけてやる)

You’re all alone in these streets, cousin
(おまえはストリートでただ一人、よそ者だ)

Every man for they self in this land we be gunnin’
(ここじゃ誰もが己の身は己で守る、が、俺たちは撃ちまくる)

And keep them shook crews runnin’, like they supposed to
(ショックを受けた奴はみんな逃げて行く、予想通りさ)

They come around, but they never come close to
(そこらでイキがってやがるが、誰も俺たちに近づかねんだ)

I can see it inside your face, you’re in the wrong place
(テメーの顔に書いてあるぜ、場違いな場所に来ちまったなって)

Cowards like you just get they whole body laced up
(おまえみたいな臆病者は、ただ縛り上げられて)

With bullet holes and such
(蜂の巣になるのがオチだ)

Speak the wrong words, man, and you will get touched
(誰に向って口聞いてんだ、俺たちの逆鱗に触れちまったな)

You can put your whole army against my team and
(仲間をかき集めて俺たちを殺るのか?)

I guarantee you it’ll be your very last time breathin’
(保証してやるぜ、間違いなくおまえらの息の根を止めてやる)

Your simple words just don’t move me: you’re minor, we’re major
(おまえの一辺倒の言葉じゃ俺には響かない、テメーは小物で俺たちがリアルだから)

You’re all up in the game and don’t deserve to be a player
(このヒップホップのステージの中で、テメーはプレイヤーに値しねんだ)

【※ゲームはヒップホップ、またはラップを意味している】

Don’t make me have to call your name out
(テメーの名前を呼ばせるな)

Your crew is featherweight, my gunshots’ll make you levitate
(テメーの仲間はフェザー級、俺の弾丸で吹っ飛ばす)

I’m only 19, but my mind is old
(俺はまだ19歳だが、精神は落ち着いてる)

And when the things get for real, my warm heart turns cold
(リアルなコトが起これば、俺の心は冷たく変わるんだ)

【※情け容赦ないという意味】

Another nigga deceased, another story gets told
(一人のニガーが消えて、また一つ物語が語られる)

It ain’t nothin’ really, ayo Dun, spark the Philly
(それはマジで大したことないこさ、なぁ兄弟、フィリーに火をつけてくれ)

【※Dunはクイーンズブリッジのスラングで「son」の意味、「Philly」は葉巻の銘柄】

So I can get my mind off these yellow-backed niggas
(だから、汚ねーニガーのことなんか考えなくてすむ)

Why they still alive? I don’t know, go figure
(なんで奴等がまだ生きてんだ?分かんねーな、確かめてこい)

Meanwhile back in Queens the realness and foundation
(リアルが築かれた場所ここクイーンズブリッジに戻ってる間)

If I die, I couldn’t choose a better location
(もし俺が死んだあら、ここより良い場所なんて選ぶことができない)

When the slugs penetrate, you feel a burnin’ sensation
(弾丸が貫通するとな、火傷するような痛みに襲われるんだぜ)

Gettin’ closer to God in a tight situation
(苦しんでる中、死神がだんだんと近づいてくるんだ)

【※死神と訳したが、本来は「神」という意味】

Now take these words home and think it through
(さぁ、俺の言葉を家に持ち帰って考えてみるんだな)

Or the next rhyme I write might be about you
(でなけりゃ、次のライムはおまえについて書くぜ)

Son, they shook
(なぁ兄弟、奴等はビビってやがる)

‘Cause ain’t no such things as halfway crooks
(半端なワルなんて何の意味もない)

Scared to death, scared to look, they shook
(死ぬのが怖い、睨みもきかねー、奴等はただビビってやがる)

‘Cause ain’t no such things as halfway crooks
(半端なワルなんて何の意味もない)

Scared to death, scared to look
(死ぬのが怖い、睨みもきかねー)

Livin’ the live that of diamonds and guns
(生きるか死ぬかの人生なんだ)

【※直訳:ダイヤモンドと銃に生きてる】

There’s numerous ways you can choose to earn funds
(この世には稼ぐ方法がいくらでもある)

Some get shot, locked down, and turn nuns
(撃たれる奴もいれば、牢にぶちこまれるやつもいるし、教会に逃げる奴もいる)

【※「nuns」は修道女の意味】

Cowardly hearts and straight up shook ones, shook ones
(ビクビクしてるから臆病者なのさ、ただの腰抜けだ)

He ain’t a crook, son, he’s just a shook one
(あいつはマジなリアルじゃねー、ただの腰抜けクソやろーだ)

For every rhyme I write it’s 25 to life
(俺の人生を書き示したライムは全部で25にもなるぜ)

Yo, it’s a must, in gats we trust, safeguardin’ my life
(このライムは、俺の人生そのものなんだ)

【※「IN GOD WE TRUST(我々は神を信じる)」は、アメリカ合衆国の正式な標語、理念です】

Ain’t no time for hesitation, that only leads to incarceration
(ムショに入るかどうかなんて心配してる暇はねんだ)

You don’t know me, there’s no relation
(テメーは俺のこと知らねーだろ、テメーと関係なんかねーからな)

Queensbridge and we don’t play
(クイーンズブリッジは遊び場じゃねんだ)

I don’t got time for your petty-thinkin’ mind
(テメーらのお花畑のような頭に構ってる暇はない)

Son, I’m bigger than those claimin’ that you pack heat, but you’re scared to hold
(テメーが温めてきた主張なんて俺に比べれちゃカスだ、ただただおまえは無言でビビってる)

And once the smoke clears, you’ll be left with one in your dome
(一度煙が晴れたら、俺の言ってることもわかるだろう)

【※your domeは「頭」という意味】

Thirteen years in the projects—my mentality is what, kid?
(13年間ここで暮らしてる、俺のメンタルも狂いそうだ)

【※projectは「公営住宅」という意味もあります。ここでは、クイーンズブリッジのこと】

You talk a good one, but you don’t want it
(テメーは良い事ばっかり言うが、おまえ自身は何もしない)

Sometimes I wonder, do I deserve to live?
(時々考えるんだ、俺は生きる価値があるかって)

Or am I gonna burn in Hell for all the things I did?
(さもなければ、俺が今ままでやってきたこの償いで地獄で焼かれちまうのか)

No time to dwell on that, ‘cause my brain reacts
(それについて考える時間はない、俺の脳は動き続けてるんだ)

Front if you want, kid, lay on your back
(なんだこっちに来るのか、冗談だろ、休んでな)

I don’t fake jax, kid, you know I bring it to you live
(俺の偉大さはフェイクじゃない、分かんだろ?おまえの生活の助けぐらいしてやるぜ)

【※「Fakin ‘Jax」はモブが作った言葉で、「偉大さ」という意味】

Stay in a child’s place, kid, you out of line
(子供の遊び場にでも引っ込んでな、用済みだ)

Criminal minds thirsty for recognition
(邪悪な心は感謝されることに飢えてるんだ)

I’m sippin’, E&J got my mind flippin’
(少しずつ体に染み込んでいく様に、「E&J」は俺に痛みを与える)

【※「E&J」はブランデーの銘柄】

I’m buggin’, diggin’ my ways out of holes by hustlin’
(俺は狂ってる、詐欺師が俺を導いてやがる)

Get that loot, kid, you know my function
(よく見ておけ、俺の役割を知るだろうぜ)

‘Cause long as I’m alive I’ma live illegal
(俺が生きてる限り、そう俺の行き方自体が違法なのさ)

And once I get on, I’ma put on all my peoples
(俺が動けば、仲間が集る)

React quick, spit lyrics like MAC’s, I hit your dome up
(素早く反応しな、MACのごとくリリックを吐き出す、お前の頭にめがけてな)

【※「MAC」は米国のサブマシンガンのことです】

When I roll up, don’t be caught sleepin’, ‘cause I’m creepin’
(俺がやってきたらおちおち寝てられないぜ、いつも俺が後ろにいることに注意してろ)

Son, they shook
(なぁ兄弟、奴等はビビってやがる)

‘Cause ain’t no such things as halfway crooks
(半端なワルなんて何の意味もない)

Scared to death, scared to look, they shook
(死ぬのが怖い、睨みもきかねー、奴等はただビビってやがる)

‘Cause ain’t no such things as halfway crooks
(半端なワルなんて何の意味もない)

Scared to death, scared to look
(死ぬのが怖い、睨みもきかねー)

Livin’ the live that of diamonds and guns
(生きるか死ぬかの人生なんだ)

There’s numerous ways you can choose to earn funds
(この世には稼ぐ方法がいくらでもあるんだ)

Some get shot, locked down, and turn nuns
(撃たれる奴もいれば、牢にぶちこまれるやつもいるし、教会に逃げる奴もいる)

Cowardly hearts and straight up shook ones, shook ones
(ビクビクしてるから臆病者なのさ、ただの腰抜けだ)

He ain’t a crook, son, he’s just a shook one
(あいつはマジなリアルじゃねー、ただの腰抜けクソやろーだ)

To all the villains and a hundred dollar billers
(すべてのクズ共に送るぜ)

To real brothers who ain’t got no feelings
(感情なんて忘れたリアルな兄弟たちのために)

G-yeah, the whole Bridge
(橋全体に)

【※クイーンズブリッジはマンハッタンを結ぶ橋の近くに位置する】

Queens get the money
(クイーンズブリッジに金が溢れる)

41st side, keepin’ it real, you know
(41番通りにはリアルがあるんだ、分かるだろ)

Queens get the money
(クイーンズブリッジに金が溢れる)

曲の感想とまとめ

Mobb Deep(モブ・ディープ):Shook Ones Part II

いやー、かっこ良いですね!「リアルなやつら」というリリックはこのあたりから来てるのかもしれませんね。残念なことながら、Mobb Deepの片棒「Prodigy(プロディジー)」は、2017年6月20日に死去しました。若い頃から闘病生活(2000年のインタビューで「鎌状赤血球症」を告白している)が続いていたようです。プロディジーのリリックはどこか遠くからモノ事を見ており、虚無主義的発言・発想は闘病からくる「永続的な肉体の苦痛」からきているのかもしれません。

「Shook Ones(Part II)」について

ここには個人的な感想を書かせてもらいます。まず、モブはどちらも1974年生まれなので、95年2月に発売された時点では20歳になっています。もちろん、その前に歌詞を書いたりレコーディングを行っているので19歳で間違いがないと思います。

90年代ヒップホップは一大的なブームになり各地域・ジャンルでヒップホップカルチャーが確立していきました。政治的・社会的発言に傾倒していくラッパーもいれば、ジャズやファンクにいくもの、クラブで盛り上がるような曲をつくるもの、女性ラッパーの進出、ロックと掛け合わせるものなど、多くの発展を生みました。特に90年代半ばは、東海岸系のヒップホップと西海岸系のヒップホップの対立が激しかった時期でもあります。それにつらなり、MTVなどのメディアもこぞって彼らを後押ししたし、煽りもしました。

この「Shook Ones(Part II)」は、そういう新しくでてきたものへ「俺たちが本物で、他は認めない」または、「ニューヨークこそ、ヒップホップなんだ」という強い気持ちが見て取れます。10代でトラックを作ったり、こういう強い主張を持つ事ができる彼ら2人は本当に凄いと思いますし、それができたからこそ爆発的なヒットを生んだのだと思います。

映画「8 Mile(8マイル)」にもこのトラックが使われてる!

Mobb Deepの「Shook Ones Part II」のトラックは、今でもいろいろな場所で使われています。エミネムの映画「8マイル」でも、最後のラップバトルのシーンでこのトラックが使われています。ラストのシーン、Papa Docとのラップバトルはめっちゃかっこ良いんですよね。

8 Mile – Final Battle – Eminem VS Papa Doc (HD Video & Audio)

さて、今回は以上になります。
最後まで見て頂きましてありがとうございました。
それでは、良い一日を!

※何か間違っている箇所、不明な点があればコメント、またはお問い合わせください。
出来るだけ、正確に翻訳をしたいと思っております。

この記事を書いた人
ヨロイ

オンガクガトマラナイを運営しているヨロイです。普段はウェブディレクターをしています。洋楽をきちんと翻訳したくてこのサイトを始めました。洋楽って本当に良いですよね!

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