【Falling Slowly(フォーリン・スローリー)】の和訳:ONCE ダブリンの街角で

今回は、映画「Once(日本語タイトル:ONCE ダブリンの街角で)」の主題歌になっている「Falling Slowly(フォーリン・スローリー)」を翻訳したいと思います。

「Falling Slowly」は、アイルランド人のGlen Hansard(グレン・ハンサード)と、チェコ人のMarkéta Irglová(マルケタ・イルグロヴァ)によって作成され、歌われた曲です。二人ともシンガーソングライターとして活躍しており、映画で使われてる曲はすべて二人の手によって作曲されています。2008年に開催された第80回アカデミー賞では「Best Original Song(歌曲賞)」を受賞しました。

映画「ONCE ダブリンの街角で」は、ダブリン(アイルランドの首都)が舞台になっており、30代の売れないストリートミュージシャンの男とチェコから移民してきた路上で花を売る女の恋の物語です。音楽に始まり、音楽によってお互いの気持ちが惹かれ合う、そしてお互いには「過去」がある。なんとも「ほろ苦い」大人のための映画です。

まだ、映画を見てない人もこの曲を聞けば絶対に見たくなるはずだと思います。
さぁ、まずは聞いてみてください。

Falling Slowly(フォーリン・スローリー)の基本情報

曲名:Falling Slowly(フォーリン・スローリー)
グループ名:Glen Hansard & Markéta Irglová
発売日:2006年04月21日
収録アルバム:Once Soundtrack

「ONCE ダブリンの街角で:Falling Slowly」の動画


youtubeより

ここからONCE ダブリンの街角での「Falling Slowly」の翻訳開始!

↓↓↓↓↓ ここから歌詞の翻訳です ↓↓↓↓↓

I don’t know you
(僕は君のことを知らない)

But I want you
(でも、僕は君がほしいんだ)

All the more for that ※01
(知らないからより一層)

Words fall through me
(言葉(二人の会話)はただ頭をすり抜けて)

And always fool me
(いつも僕を惑わせ)

And I can’t react
(何もできなくさせる)

And games that never amount to more than they’re meant ※02
(この関係は僕らが思ってるよりも意味をなさず)

Will play themselves out
(ただ終わりに近づいてる)

Take this sinking boat and point it home
(沈みかけた船に乗り、家を目指すんだ)

We’ve still got time
(僕たちにはまだ時間がある)

Raise your hopeful voice you have a choice
(希望に満ちた声を上げてくれ、君が選んだ道なのだから)

You’ll made it now
(きっとたどり着けるはずなんだ)

Falling slowly, eyes that know me ※03
(ゆっくりと落ちていく、その瞳は僕を知っている)

And I can’t go back
(僕はもう戻ることができない)

Moods that take me and erase me
(まるで、僕を捕まえて消し去ってしまう様で)

And I’m painted black
(僕を憂うつにさせる)

You have suffered enough
(君は十分に苦しんだんだ)

And warred with yourself
(だって、君は君自身と向かい合ってきただろ)

It’s time that you won
(これが君が出した答えなんだ)

Take this sinking boat and point it home
(沈みかけた船に乗り、家を目指すんだ)

We’ve still got time
(僕たちにはまだ時間がある)

Raise your hopeful voice you have a choice
(希望に満ちた声を上げてくれ、君が選んだ道なのだから)

You’ll made it now
(きっとたどり着けるはずなんだ)

Falling slowly sing your melody
(ゆっくりと落ちて行く君の歌うメロディーに)

I’ll sing it loud
(だから、僕も大声で歌うんだ)

曲の感想とまとめ

once:Falling Slowly

いかがだったでしょうか?
素敵なメロディーに二人のハーモニーがマッチしていましたね。この映画「ONCE ダブリンの街角で」には二人の名前が最後まで出てきません。それはこの物語がどこにでもあるような恋、あるいは誰しもが物語は違えどこのような体験をしたことがあるという意味が込められているのだと思います。

実際に音楽・映画を通して、グレンとマルケタの2人は交際を始めます。残念ながら長くは続きませんでしたが、別れてからも良い関係を続けているそうです。一緒にいる時間が長くなればなるほどお互いに惹かれ合うということはごく自然のことなのかもしれません。

ちなみに生演奏だとこんな感じになります。二人のハーモニーが本当に素敵です。

最後に文法・歌詞の説明

それでは最後に文法、歌詞の部分で説明が必要かなと思う部分を少し追記して終わりたいと思います。

01. All the more for that
「all the more」で、「より一層、なおさら」という意味になります。「that」は、上の文章「But I want you」のことだと思います。「知らないから、より一層君のことがほしい」という意味になります。

02. And games that never amount to more than they’re meant will play themselves out
ここは少し長い文章なので、まず文章を2つに分けます。

主語
And games that never amount to more than they’re meant
動詞+目的語
will play themselves out

主語から説明します。「games」は、おそらく「恋」に置き換えられると思います。「s」がついており複数形なので特定の関係ではなく「このような恋の関係」になります。「never amount to」で「一度も◯◯にならない」。「more than they’re meant」が少し難しく、この「they」が何を言っているのかが問題です。おそらくこの「they」は、この主人公二人が今まで話したり、歌ったり、どこかへ行ったりしたこと、つまり「関係性」のことだと思います。僕の訳は「この関係は僕らが思ってるよりも意味をなさず」になります。

動詞+目的語の部分。「play out」で、「最後まで◯◯する、疲れる」などの意味になります。上で説明した彼らの関係性というものが終わりに近づいている、あるいはそういった関係性は彼ら二人を疲れさせるという訳になります。

03. Falling slowly, eyes that know me
「Falling slowly」で「ゆっくりと落ちて行く」となります。何が落ちて行くのかは明確にされていません。この曲のタイトルから察するに二人の恋の関係だと推測できますが、他にもいろいろ考えられます。ポジティブな意味だと「恋に落ちて行く」、ネガティブな意味だと「恋をしてはいけない二人の関係が落ちて行く」とか、「時間だけが過ぎ去っていくのか」とか。この辺りはそれぞれが感じ方が違うところで、翻訳していて楽しい部分です。

さて、今回は以上になります。
最後まで見て頂きましてありがとうございました。短い歌詞でしたが、とても抽象的な内容でした。翻訳していて思ったよりも時間がかかりましたが、面白かったです。
それでは、良い一日を!

※何か間違っている箇所、不明な点があればコメント、またはお問い合わせください。
出来るだけ、正確に翻訳をしたいと思っております。

この記事を書いた人
ヨロイ

オンガクガトマラナイを運営しているヨロイです。普段はウェブディレクターをしています。洋楽をきちんと翻訳したくてこのサイトを始めました。洋楽って本当に良いですよね!

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください