【I Am the Resurrection】の和訳:The Stone Roses(ザ・ストーン・ローゼズ)

今回は、The Stone Roses(ザ・ストーン・ローゼズ)「I Am the Resurrection(アイ・アム・ザ・レザレクション)」の翻訳に挑戦したいと思います。

ザ・ストーン・ローゼズは、イギリス・マンチェスター出身のロックバンドです。マンチェスター・ムーブメントの中心的バンドとして主に80年代終わりから90年代前半に活躍しました。アルバムは2枚と少ないですが、その後Oasis(オアシス)を始めとした多くのバンドに影響を与えた伝説的なUKバンドです。

この「I Am the Resurrection」は、彼らの1stアルバム「The Stone Roses(89年)」に収録されてますが、発売から3年後にシングルカットされています。前半の3分半ぐらいまでが曲でその後の5分くらいは音楽だけという少しユニークな曲でもあります。アルバムの最後11曲目に収録されていて、タイトルも「俺は復活する」と印象的なこともあり、ローゼスの中でも最も人気のある曲の一つです。

それでは、まずは聞いてみてください。

I Am the Resurrectionの基本情報

曲名:I Am the Resurrection(アイ・アム・ザ・レザレクション)
アーティスト名:The Stone Roses(ザ・ストーン・ローゼズ)
発売日:1989年05月02日
収録アルバム:The Stone Roses

「I Am the Resurrection:The Stone Roses」の動画


youtubeより

ここから「I Am the Resurrection:The Stone Roses」の翻訳開始!

↓↓↓↓↓ ここから歌詞の翻訳です ↓↓↓↓↓

Down, down, you bring me down
(最悪な気分だ、おまえといると気分が滅入るんだ)

I hear you knocking down my door and I can’t sleep at night ※01
(おまえがドアをノックする音がうるさくて、夜も眠れない)

Your face it has no place
(おまえの顔なんてみたくもない)

No room for you inside my house I need to be alone
(おまえのための場所なんて俺の家にはない、俺は一人になりたいんだ)

Don’t waste your words I don’t need anything from you,
(おまえの言葉なんて無駄でしかなく、得るものなんて何もないんだ)

I don’t care where you’ve been or what you plan to do
(おまえがどこへ行こうが、何をしようかなんて俺には関係ないさ)

Turn, turn, I wish you’d learn ※02
(変わってくれよ、マジで学んでくれないか)

There’s a time and place for everything I’ve got to get it through ※02
(すべてのもの事には時と場所ってのがあるんだ、俺がやることにだってそうさ)

Cut loose ‘cause you’re no use
(消えてくれないか、おまえは役立たずさ)

I couldn’t stand another second in your company
(おまえと1秒でも一緒にいることなんて我慢ができないんだ)

Don’t waste your words I don’t need anything from you,
(おまえの言葉なんて無駄でしかなく、得るものなんて何もないんだ)

I don’t care where you’ve been or what you plan to do
(おまえがどこへ行こうが、何をしようかなんて俺には関係ないさ)

Stone me why can’t you see
(俺に怒っているのか)

You’re a no-one nowhere washed up baby who’d look better dead
(おまえは誰でもなく、どこにも居場所なんかなくて、おまえに洗礼されるくらいなら死んだ方がマシだぜ)

Your tongue is far too long ※03
(おまえの舌は悪魔のささやきと同じなんだ)

I don’t like the way it sucks and slurs upon my every word
(俺の言葉にイチイチつっかかってくるのがムカつくんだ)

Don’t waste your words I don’t need anything from you,
(おまえの言葉なんて無駄でしかなく、得るものなんて何もないんだ)

I don’t care where you’ve been or what you plan to do
(おまえがどこへ行こうが、何をしようかなんて俺には関係ないさ)

I am the resurrection and I am the life, ※04
(俺は復活する、これが宿命なんだ)

I couldn’t ever bring myself to hate you as I’d like ※05
(そして、俺は以前のようにお前を憎めなくなったんだ)

I am the resurrection and I am the life,
(俺は復活する、これが宿命なんだ)

I couldn’t ever bring myself to hate you as I’d like
(そして、俺は以前のようにお前を憎めなくなったんだ)

曲の感想とまとめ

The Stone Roses(ザ・ストーン・ローゼズ):I Am the Resurrection

いかがでしいたでしょうか?この「おまえ」というのが誰を指しているのかわかりましたか?この「おまえ」というのは「イエス・キリスト」のことを言っています。この曲の歌詞を見て所々に「おっ」と思った方は、きっと聖書を読んだことがある人でしょう。

イアン・ブラウン(ボーカル)、ジョン・スクワイア(ギターリスト)が「アンチ・キリスト」なのかは定かではありませんが、「イエス・キリストの言うことなんかに従いたくはない」というのがこの曲の大部分です。

「I Am the Resurrection」の発売当時のイギリスの情勢

当時の詳しい情勢は僕は覚えてませんが、おそらく「反政府」とか「反キリスト」というのが多少なりとも盛り上がってた時期なんだと思います。89年と言えば、イギリスでは鉄の女:サッチャーが政権をまだ握っており、北アイルランド問題や冷戦末期、欧州共同体の問題など、国内・国外で問題が山積みだったように見えます。そんな中で国民の不満と結びついて生まれた曲なのかなと思いました。

最後に文法・歌詞の説明

それでは最後に文法、歌詞の部分で説明が必要かなと思う部分を少し追記して終わりたいと思います。

01. I hear you knocking down my door and I can’t sleep at night
訳は「おまえがドアをノックする音がうるさくて、夜も眠れない」となります。ドアをノックする場面はよく聖書の中で見られる光景で、ルカによる福音書11章やヨハネの黙示録3章などに見られます。

例)ヨハネの黙示録3章20節:ラオケディアの教会の前で「見よ、わたしは戸の外に立って、たたいている。」

02. Turn, turn, I wish you’d learn
There’s a time and place for everything I’ve got to get it through

訳は「変わってくれ、学んでくれよ。すべてのもの事には時と場所ってのがある、俺がやることにだってそうさ」となります。こちらはThe Byrds(ザ・バーズ)の「Turn! Turn! Turn!」から引用しています。「Turn! Turn! Turn!」という曲という歌詞は旧約聖書の「コヘレトの言葉」からきています。

The Byrds – Turn! Turn! Turn!

03. Your tongue is far too long
「おまえの舌は悪魔のささやきと同じなんだ」と訳しましたが、直訳は「おまえの舌はあまりにも長く遠い」となります。聖書の中で「Long tonged(長い舌)」とは良くでてくる表現で「嘘つき」という意味です。また、舌が伸びて人々を騙すということは人間ではなくなるという意味(=悪魔)でも捉えることができます。

04. I am the resurrection and I am the life,
訳は「俺は復活する、これが宿命なんだ」となります。ここの箇所は「ヨハネによる福音書11章25節」から丸ごと抜粋されています。

ヨハネによる福音書11章25節:
Jesus said to her, “I am the resurrection and the life. Those who believe in me will live, even though they die
(イエスは言われた。「わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる。」)

05. I couldn’t ever bring myself to hate you as I’d like
さて、ここの箇所で意味がわからない方が多いように思えました。訳は「そして、俺は以前のようにお前を憎めなくなったんだ」となります。

イアンは自分が復活するという表現を使うことによって「神と同等」あるいは、「自分が正義である」と確信します。となれば、イアンは「許す」という行為をしなければなりません。聖書の中でキリストが「裏切り者のユダ」を許したように、彼もまた「憎む」という行為が徐々に薄れていったんだと思います。

さて、いかがですか。「I Am the Resurrection」の歌詞は、意外と聖書からきている言葉が多かったのに驚きましたか?日本人にとってあまり馴染みのない聖書ですが、この曲も含めて歌詞の中に聖書からきている言葉は多いと思います。

最後まで見て頂きましてありがとうございました。
それでは、良い一日を!

※何か間違っている箇所、不明な点があればコメント、またはお問い合わせください。
出来るだけ、正確に翻訳をしたいと思っております。

この記事を書いた人
ヨロイ

オンガクガトマラナイを運営しているヨロイです。普段はウェブディレクターをしています。洋楽をきちんと翻訳したくてこのサイトを始めました。洋楽って本当に良いですよね!

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