【Sanctify】の和訳:Years & Years(イヤーズ&イヤーズ)

今回は、Years & Years(イヤーズ&イヤーズ)「Sanctify(サンクティファイ)」の翻訳です。

「Sanctify」は、イヤーズ&イヤーズの2ndアルバム「Palo Santo」に収録されており、2018年3月にリードシングルとしてリリースされました。UKチャートでは25位を記録しています。イヤーズ&イヤーズのボーカル、オリー・アレクサンダーはゲイを公表しているアーティストで、今回の「Sanctify」は「ゲイについての心の葛藤」を描いた作品です。

【目次】

それでは、お聞きください。


Sanctify 基本情報

曲名:Sanctify
アーティスト:Years & Years
出身:ロンドン(英国)
ジャンル:ダンス、ポップ
チャート:25位(UK)
発売日:2018年03月07日
収録アルバム:Palo Santo

Years & Years : Sanctify Sanctify
Years & Years
apple music
「Sanctify:Years & Years」の動画


YouTube「Sanctify:Years & Years」より

「Sanctify:Years & Years」の翻訳

※グレイの箇所をクリックすると、解説を見ることができます。

When I pray
(僕が祈れば)

When I-
(僕が…)

When I pray
(僕が祈れば)

In the night, you come to me
(夜になると、君はやってくる)

‘Cause I’m the one who knows who you are
(なぜなら、僕は君が誰なのか知る人物だからだ)

Give me your confession, saying
(告白を聞かせてほしい、言ってほしんだ)

Lately, life’s been tearing you apart *
(最近、辛くてどうしようもないんだ、と)

「tear apart」で、「引き離す、二つに分ける、非難する」などの意味がありますが、「耐えがたいほどの苦しみや辛さ」を表す比喩表現でもあります。よく映画でも、この場合は「苦しい」、「辛い」、「心が引き裂かれそうだ(My heart is tearing apart)」といった感じで使われています。
※ここの訳は「うさぎ」さんという方からコメントを頂き、修正・追記させて頂きました。

Now
(今すぐに)

Walk through the fire with you
(君と一緒に火の中へと行く)

‘Cause I know how it can hurt
(どれだけ傷つくかは分かってる)

Being cut in two and afraid *
(二つに別れることが怖いんだ)

「being」は、「cut in two(二つに分ける)」と「afraid(怖れる)」にかかっています。イヤーズ&イヤーズのボーカル「オリー・アレクサンダー」はゲイを公表しているアーティストです。

So don’t break
(だから、壊さないでほしい)

Sanctify my body with pain *
(苦しみと共にこの体を清めてほしい)

タイトルにもなっている「Sanctify(サンクティファイ)」とは、「是認される、清める、神聖化する」という意味があります。ここでは「清める」と訳していますが、「僕の体を認めてほしい」という訳でも良いような気がします。

Sanctify the love that you crave
(君が求めるこの愛を清めてほしい)

Oh, and I won’t, and I won’t, and I won’t be ashamed
(僕は、僕は恥じない)

Sanctify my sins when I pray
(祈れば、罪は消えるんだ)

When I pray
(祈れば…)

You don’t have to be straight with me *
(別に正直にならなくっていい)

「straight」とは「真っ直ぐ、直接の」という意味ですが、LGBTの間で使われる時は「同性愛者でない人(普通の人)」という意味もあります。
※ここの訳は「うさぎ」さんという方からコメントを頂き、修正・追記させて頂きました。

I see what’s underneath your mask
(マスクの下に隠しているモノを僕は理解している)

I’m a man like you
(僕は君と同じ種類の人間だ)

I breathe the rituals of the dancer’s dance *
(あのダンスの儀式は欠かせない僕の一部)

「rituals of the dancer’s dance(踊り子が舞う儀式)」は、「セックス」のことを表している比喩表現だと推測できます。また「I breathe(息をする)」は、「欠かせない僕の一部」と意訳しています。
※ここの訳は「うさぎ」さんという方からコメントを頂き、修正・追記させて頂きました。

And there’s fire in you
(君の中に炎が見える)

And you know it’s gonna hurt being cut in two
(分かるだろ、別れれば傷つき)

And afraid
(痛みを怖れている)

So don’t break
(だから、壊さないでほしい)

Sanctify my body with pain
(苦しみと共にこの体を清めてほしい)

Sanctify the love that you crave
(君が求めるこの愛を清めてほしい)

Oh, and I won’t, and I won’t, and I won’t be ashamed
(僕は、僕は恥じない)

Sanctify my sins when I pray
(祈れば、罪は消えるんだ)

When I pray
(祈れば…)

You’ll find redemption when all this is through
(すべて過ぎ去れば、君はきっと救いを求める)

Father, forgive me for finding the truth
(主よ、真実を見つけることを許してください)

Love takes its toll on me *
(僕は愛に苦しめられているんです)

「take a toll on someone」で「犠牲を強いる、犠牲になる」という意味ですが、前後の文を考慮すると犠牲になっているというよりは「愛に苦しめられています」と神様に告解している言葉と推測できます。
※ここの訳は「うさぎ」さんという方からコメントを頂き、修正・追記させて頂きました。

I’m just like you
(そして、僕は君の様になる)

Maybe it’s heavenly
(きっと、素晴らしいことさ)

Maybe it’s heavenly
(きっと、素晴らしいことさ)

So don’t break
(だから、壊さないでほしい)

Sanctify my body with pain
(苦しみと共にこの体を清めてほしい)

Sanctify the love that you crave
(君が求めるこの愛を清めてほしい)

Oh, and I won’t, and I won’t, and I won’t be ashamed
(僕は、僕は恥じない)

Sanctify my sins when I pray
(祈れば、罪は消えるんだ)

Sanctify my body with pain
(苦しみと共にこの体を清めてほしい)

Sanctify the love that you crave
(君が求めるこの愛を清めてほしい)

Oh, and I won’t, and I won’t, and I won’t be ashamed
(僕は、僕は恥じない)

Sanctify my sins when I pray
(祈れば、罪は消えるんだ)

When I pray
(祈れば…)

When I pray
(祈りさえすれば)

解説とまとめ

Years & Years(イヤーズ&イヤーズ)

タイトルの「Sanctify(サンクティファイ)」の意味は、「(社会・宗教的に)是認される、罪を清める、神聖化する」という宗教的な単語です。同じ単語から派生したサンクチュアリ(聖域)をイメージすると何となく分かると思います。

イヤーズ&イヤーズのボーカル、オリー・アレクサンダーは早い段階でゲイを公表しており、今回の曲「Sanctify」は「ゲイについての心の葛藤」を描いた作品です。曲の中で「神に対して許しを乞う」場面がありますが、基本的にキリスト教では同性愛を禁止してるからです(但し、現在では同性愛者を受け入れている地域も増えてきている)。NYLONというメディアでオリー・アレクサンダーについての記事があったので抜粋します。

“Sanctify” is about Alexander’s experience hooking up with a straight man. At a certain point in this relationship, Alexander explains, things became chaotic. “There’s so much that goes on in an experience like that. On the one hand, the guy is struggling with his sexuality and feeling unable to express himself as anything other than straight while also desiring me,” he says. “I’m on the other side feeling like both a sinner and saint or a devil and angel, leading this guy down a path of ‘sinfulness’ while, at the same time, helping him explore his sexuality.”
参照元:NYLON「オリー・アレクサンダーの記事」より

訳:「サンクティファイ」は、アレクサンダーがゲイではない普通の男性と交際した経験から書かれた曲です。交際中に二人の仲は何とも言えない「混沌としたモノ」になり、アレキサンダーは「混乱というか、分からなくなることはよくある事なんだ。その男性は自分の性の意識について葛藤していて、僕を求める一方で、それが普通であることを面に出すことができなかったんだ」と説明します。続けて「僕は罪深き者と聖なる者の両方を感じてる、それはもしかしたら悪魔かもしれないし天使かもしれない。僕は彼を道徳に反した行為に誘導したかもしれないけれど、彼の性への本当の気持ちを助けたとも言えるんだ。」と語りました。

最後に感想を

ゲイの人の曲を翻訳したのはこれで3曲目か4曲目になりますが、いつも凄い切ない気持ちになります。特に「Sanctify my sins when I pray(祈れば、罪は消えるんだ)」という箇所は、涙が出そうになりました。

今回のイヤーズ&イヤーズの「Sanctify」は、「うさぎさん」という方からリクエストを頂いて翻訳をしました。これでリクエストを頂いたのは2回目で本当に嬉しく感じます。うさぎさん、リクエストありがとうございました。

「Sanctify」は寂しい曲なんですが、イヤホンをして爆音で聞くとめちゃくちゃカッコ良いと思います。重低音と細かい音が結構重なっていて、オススメです。

さて、今回は以上になります。
最後まで見て頂きましてありがとうございました。
それでは、良い一日を!

※何か間違っている箇所、不明な点があればコメント、またはお問い合わせください。
出来るだけ、正確に翻訳をしたいと思っております。

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この記事を書いた人
ヨロイ

オンガクガトマラナイを運営しているヨロイです。普段はウェブディレクターをしています。洋楽をきちんと翻訳したくてこのサイトを始めました。洋楽って本当に良いですよね!

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