今回は、Birdy(バーディー)の「Skinny Love(スキニー・ラブ)」の翻訳です。
「Skinny Love(スキニー・ラブ)」は、バーディーのデビューシングルとして2011年1月にリリースされました。原曲は、アメリカのバンドBon Iver(ボン・イヴェール)の曲で2007年にリリースしています。UKチャートでは17位、オーストラリアでは2位を記録しています。
Birdy(バーディー)は、1996年生まれのイギリス・ハンプシャー出身のシンガーソングライター。バーディーという名は、彼女がまだ赤ちゃんの時、口いっぱいにご飯をほしがる様子をみて両親が「ひな鳥みたい」と名付けたようです。可愛らしいエピソードたっぷりの将来有望の若手アーティストです。
それでは、お聞きください。
Skinny Love 基本情報
曲名:Skinny Love
アーティスト:Birdy
出身:ロンドン(英国)
ジャンル:インディフォーク、バラード
チャート:17位(UK)
発売日:2011年01月30日
収録アルバム:Birdy
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Skinny Love Birdy ![]() |
「Skinny Love:Birdy」の翻訳
※グレイの箇所をクリックすると、解説を見ることができます。
Come on skinny love just last the year *
(このやせ細った愛よ、あと少しだけ持ちこたえてほしい)
Pour a little salt, we were never here *
(自身を慰めるように、私たちは最初からここにはいなかったのよ)
My, my, my, my, my, my, my, my
(あぁ私の、私の愛よ)
Staring at the sink of blood and crushed veneer *
(シンクに飛び散った血と木片を見つめながら)
I tell my love to wreck it all
(あの人にすべてを(お互いの関係)を壊すと伝えるの)
Cut out all the ropes and let me fall *
(すべてのロープを切れば、私は落ちていく)
My, my, my, my, my, my, my, my
(あぁ私の、私の愛よ)
Right in this moment this order’s tall *
(でも、今それをする気にはなれないの)
I told you to be patient
(あたなに我慢強くなってと言った)
I told you to be fine
(良い人になってほしいと言った)
And I told you to be balanced
(落ち着きを持って欲しいとも言った)
And I told you to be kind
(それから、思いやりをもってほしかった)
In the morning I’ll be with you
(朝を迎えるとわたしはあなたと一緒にいるでしょう)
But it will be a different kind
(でも、それは(いつもと同じ様に見えて)もう違うものなってしまっている)
I’ll be holding all the tickets *
(わたしはあなたに見合う人になりたかった)
And you’ll be owning all the fines *
(でも、あなたはありのままで生きて行くんだわ)
Come on skinny love what happened here
(このやせ細った愛よ、あと少しだけ持ちこたえてほしい)
We suckled on the hope in lite brassieres *
(わたしたちは、薄いブラジャーの中に希望を見いだすの)
My, my, my, my, my, my, my, my
(あぁ私の、私の)
Sullen load is full, so slow on the split
(重苦しく負担が大きくなると、ゆっくりと別れていく)
And I told you to be patient
(あたなに我慢強くなってと言った)
And I told you to be fine
(良い人になってほしいと言った)
And I told you to be balanced
(落ち着きを持って欲しいとも言った)
And I told you to be kind
(それから、思いやりをもってほしかった)
And now all your love is wasted
(今、あなたの愛はすべて無駄になってしまう)
And who the hell was I?
(わたしはそんなに最低だったの?)
I’m breaking at the britches *
(わたしの心は引き裂かれ)
And at the end of all your lines
(そして、あなたのせいで破局を迎える)
Who will love you? *
(誰があなたを愛すのだろう?)
Who will fight?
(誰があなたとケンカするのだろう?)
Who will fall far behind?
(誰がまた置き去りにされるのだろう?)
Come on skinny love
(ねぇ、このやせ細った愛よ)
My, my, my, my, my, my, my, my
(あぁ私の、私の愛よ…)
解説とまとめ
2011年にリリースされたバーディーの「スキニーラブ」は、原曲を超えてイギリスを中心にヒットを記録しました。女性目線で訳しましたが、元々は男性目線で書かれた曲で「失恋、後悔」をテーマにした内容です。ちなみに作詞・作曲者は、ボン・イヴェールのボーカル「ジャスティン・ヴァーノン」。
「skinny love」とは、「やせ細った愛、今にも終わりそうな愛」という意味です。ヴァーノンはインタビューの中で、「このスキニーラブは、栄養失調のような状態」と説明を加えています。どのように二人の関係が始まったかは謎ですが、二人の関係はほぼ終焉を迎えていたようです。
「Skinny Love(スキニー・ラブ)」の原曲
「skinny love」は、アメリカのフォークインディバンド、「Bon Iver(ボン・イヴェール)」が2007年にリリースした曲です。男性の声で聞くと、また違った風に聞こえます。

こちらから
最後に感想を
最初はバーディの擦り切れそうな声に、スキニーラブの「切ない感じの歌詞」がグッと合わさって良い感じだなと思ったのですが、原曲は男性だったんですね。でも、男性目線でこの曲を聞くと「失恋に後悔する気持ち」が何とも共感できるんです。悲しい…。
短い曲で簡単かなと思ったのですが、比喩表現が多いのでかなり英語のサイトを調べて書かせて頂きました。もしかしたら間違ってる箇所もあるかもしれませんが、僕なりに日本人に合うように組み立てたつもりです。何かあればコメントください。
さて、今回は以上になります。
最後まで見て頂きましてありがとうございました。
それでは、良い一日を!
※何か間違っている箇所、不明な点があればコメント、またはお問い合わせください。
出来るだけ、正確に翻訳をしたいと思っております。
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Skinny Love Birdy ![]() |
訳注がクリックで見れる工夫はとても良かったです。
歌詞の一部の解釈ですが、私はticketsは「違反処罰チケット」で、finesは「罰金」、その前にI told you to be…と繰り返し、 自分が相手にダメ出しばかりして愛が終わるようなふうに思いました。