今回は、Jonas Blue(ジョナス・ブルー)の「Fast Car feat. Dakota(ファスト・カー feat. ダコタ)」の翻訳です。
「Fast Car」は、ジョナス・ブルーがトレイシー・チャップマンの曲「Fast Car(1988)」をリミックスして2015年12月にリリースした曲です。ボーカルには、レバノンと英国人のハーフ、ダコタを迎えています。UKチャートでは2位、オーストラリアでは1位など世界中でヒットを記録した。
それでは、お聞きください。
Fast Car 基本情報
曲名:Fast Car
アーティスト:Jonas Blue feat. Dakota
出身:エセックス(英国)
ジャンル:ハウス、エレクトロポップ
チャート:2位(UK)
発売日:2015年12月04日
収録アルバム:Electronic Nature – The Mix 2017
![]() |
Fast Car Jonas Blue feat. Dakota ![]() |
YouTube「Fast Car:Jonas Blue」より
「Fast Car:Jonas Blue」の翻訳
You got a fast car
(あなたは速い車を持ってる)
I want a ticket to anywhere
(どこかに行くチケットが欲しいの)
Maybe we make a deal
(たぶん、上手くやっていける)
Maybe together we can get somewhere
(一緒なら、どこへだって行くことができるわ)
Anyplace is better
(ここよりマシなどこかへ)
Starting from zero got nothing to lose
(ゼロから始めれば、失くすモノは何もない)
Maybe we’ll make something
(一緒なら何かできると思う)
But me myself I got nothing to prove
(だけど、私一人ではそれをなし得ないの)
You got a fast car
(あなたは速い車を持ってる)
And I got a plan to get us out of here
(一緒にここから抜け出す計画があるの)
I been working at the convenience store
(私はずっとコンビニで働いてる)
Managed to save just a little bit of money
(節約して少しだけ貯金もある)
We won’t have to drive too far
(遠くまでいく話はしてない)
Just ‘cross the border and into the city
(州を超えて、別の街に行くだけでいい)
You and I can both get jobs
(あなたと私、そこで仕事をするの)
And finally see what it means to be living
(そうして、やっと生きるという実感が持てる)
You got a fast car
(あなたは速い車を持ってる)
Is it fast enough so we can fly away
(それは一緒に飛んで行けるくらい速いのかしら)
We gotta make a decision
(決意は固まった)
We leave tonight or live and die this way
(今夜ここから離れるか、生きてここで死に絶えるか)
So remember when we were driving driving in your car
(思い出すの、あなたの車でドライブした時を)
Speed so fast I felt like I was drunk
(とても速いスピードで、それはお酒に酔っている気分だった)
City lights lay out before us
(後ろには、街の明かりがあり)
And your arm felt nice wrapped ‘round my shoulder
(私の肩をあなたの腕が包み込んでくれた)
And I had a feeling that I belonged
(そして、あなたと一緒だって実感できて)
And I had a feeling that I could be someone
(自分じゃない気がしたの)
Had a feeling that I could be someone
(そう、まるで自分じゃない気がした)
See my old man’s got a problem
(分かるでしょ、父には問題がある)
He live with the bottle that’s the way it is
(酒浸りの日々を過ごしている、それが現実)
He says his body’s too old for working
(彼は年をとり過ぎて働けないと言い)
I say his body’s too young to look like his
(私は、まだまだ若く見えるわと言う)
My mama went off and left him
(ママは父を置いて去っていった)
She wanted more from life than he could give
(彼女は父と暮らすよりも、もっと良い人生を送りたかった)
I said somebody’s got to take care of him
(父の世話を誰かがしなければいけない)
So I quit school and that’s what I did
(だから私は中退したの、それが私のしてきたこと)
You got a fast car
(あなたは速い車を持ってる)
We go cruising to entertain ourselves
(笑い合い一緒に人生を駆けていく)
You still ain’t got a job
(あなたには、まだ仕事がなくて)
And I work in a market as a checkout girl
(私はスーパーのレジ打ちをしてる)
I know things will get better
(すべてうまく行くって知ってるの)
You’ll find work and I’ll get promoted
(あなたは仕事を見つけ、私も昇給していく)
We’ll move out of the shelter
(そしたら、この家から引っ越して)
Buy a big house and live in the suburbs
(大きな家を買って、郊外で暮らすのよ)
You got a fast car
(あなたは速い車を持ってる)
Is it fast enough so we can fly away
(それは一緒に飛んで行けるくらい速いのかしら)
You gotta make a decision
(決意は固まった)
Leave tonight or live and die this way
(今夜ここから離れるか、生きてここで死に絶えるか)
So remember when we were driving driving in your car
(思い出すの、あなたの車でドライブした時を)
Speed so fast I felt like I was drunk
(とても速いスピードで、それはお酒に酔っている気分だった)
City lights lay out before us
(後ろには街の明かりがあり)
And your arm felt nice wrapped ‘round my shoulder
(私の肩をあなたの腕が包み込んでくれた)
And I had a feeling that I belonged
(そして、あなたと一緒だって実感できて)
And I had a feeling that I could be someone
(自分じゃない気がしたの)
Had a feeling that I could be someone
(そう、まるで自分じゃない気がした)
Be someone
(自分じゃない…)
Had a feeling that I could be someone
(自分じゃない気がしたの)
解説とまとめ
1988年にリリースされたトレイシー・チャップマンの「Fast Car」をジョナス・ブルーがハウス風にアレンジしたバージョンは、2015年、2016年に爆発的なヒットを生み、ほぼ無名だったジョナスを一躍有名にしました。
切なく悲哀に満ちたこの曲は、作詞・作曲したトレイシーが80年代のアメリカを風刺した作品で、当時の貧困と家庭環境にあえぐ女性を描写しています。1988年にリリースした原曲も当時ヒットを記録し、グラミー賞の最優秀レコード賞にノミーネトされした。アレンジされたとはいえ、およそ30年の月日を経てヒットを記録するとは、いかに原曲が凄いかが伺えます。
「Fast Car」の2017年ライブ動画
2018年12月にイギリスのラジオ曲「Capital(キャピタル)」主催で行われた、「Capital’s Jingle Bell Ball 2017」でのライブパフォーマンス動画です。
最後に感想を
ジョナス・ブルーを一躍スターに押し上げたヒット曲です。アヴィーチーの「Wake me up」が大ヒットを記録したことで、2013年頃からカントリー風の古い曲をハウスにアレンジすることが流行っており、この「Fast Car」も見事にヒットを記録したのかなと思ってます。個人的には、聴きやすくアレンジしてあっていいなぁと思ってます。
ジョナス・ブルーとダコタとの出会いは偶然だったみたいです。ジョナスは曲のアレンジが終わった時に、まだシンガーを決めていませんでした。そして、マネージャーとパブにビールを飲みに行った際に、そのパブで歌っていたのがダコタでその声に一目惚れしたようです。
こういう話を聞くと自分もいつかどこかでスカウトされないかなって心の中で思いますよね。心の中で思うだけですよ。
さて、今回は以上になります。
最後まで見て頂きましてありがとうございました。
それでは、良い一日を!
※何か間違っている箇所、不明な点があればコメント、またはお問い合わせください。
出来るだけ、正確に翻訳をしたいと思っております。
![]() |
Fast Car Jonas Blue feat. Dakota ![]() |