【Hip Hop Is Dead】の和訳:Nas(ナズ)

今回は、Nas(ナズ)「Hip Hop Is Dead(ヒップホップ・イズ・デッド)」の翻訳をしたいと思います。

「Hip Hop Is Dead」は、Nasの8枚目のアルバム「Hip Hop Is Dead」からリードシングルとして2006年11月にリリースされました。ビルボードホット100では41位、UKシングルスでは36位でしたが、アルバムはビルボードで1位を獲得しています。

トラックはNasの「Thief’s Theme(2004)」から引っ張ってきていますが、プロデューサーにThe Black Eyed Peasのwill.i.amを起用したことでアップテンポにカッコ良くアレンジされました。

「Hip Hop Is Dead(ヒップホップは死んでいる)」と、挑発的なタイトル通り歌詞はめちゃくちゃカッコ良いです。曲の説明はまとめに書かせて頂きます。

それでは、まずはお聞きください。

Hip Hop Is Dead 基本情報

曲名:Hip Hop Is Dead(ヒップホップ・イズ・デッド)
アーティスト:Nas(ナズ)
発売日:2006年11月05日
収録アルバム:Hip Hop Is Dead

「Hip Hop Is Dead:Nas」の動画


youtubeより

ここから「Hip Hop Is Dead:Nas」の翻訳開始!

↓↓↓↓↓ ここから歌詞の翻訳です ↓↓↓↓↓

If hip hop should die before I wake
(もし俺が目覚める前に、ヒップホップが死するべきものならば)

I’ll put an extended clip inside of my AK
(俺のAK-47(マシンガン)に拡張マガジンを装着して)

Roll to every station, murder the DJ
(すべてのラジオ局を回り、DJ共をぶっ殺してやる)

Roll to every station, murder the DJ
(すべてのラジオ局を回り、DJ共をぶっ殺してやる)

【※繰り返し ×2】

Hip hop just died this mornin’
(今朝ヒップホップは死んだんだ)

And she’s dead, she’s dead
(そうヒップホプは死んだ、死んだんだ)

Yeah, niggaz smoke, laugh, party, and die in the same corner
(ニガ共は吸って、笑って、騒ぎ、同じ街角で死んでいく)

Get cash, live fast, body their man’s mama
(金を手にしては生き急ぐ、そしてママの元に返っていく)

Rich ass niggaz is ridin’ with three llamas
(金持ちのクソニガ共は銃を手にして支配している)

Revenge in their eyes, Hennesy and the ganja
(奴等の目には復讐の二文字、ヘネシー(コニャック)とガンジャを煽る)

Word to the wise with villain state of minds
(知ったかぶりの野郎に俺様の邪悪に満ちたマインドを叩き込む)

Grindin’, hittin’ Brazilian dimes from behind ※01
(がんばりな、テメーの後ろからブラジル硬貨でも投げつけてやる)

Grindin’, hittin’ Brazilian dimes from behind
(がんばりな、テメーの後ろからブラジル硬貨でも投げつけてやる)

(Grindin’, hittin’ Brazilian dimes from behind)
(がんばりな、テメーの後ろからブラジル硬貨でも投げつけてやる)

Whenever, if ever, I roll up, it’s sown up
(いつだって俺が出れば、議論が巻き起こる)

Any ghetto will tell ya Nas helped grow us up
(仲間は言う、ナズが後押ししてくれたと)

My face once graced promotional Sony trucks
(かつてはソニーの広告トラックに俺の顔がデザインされた)

Hundred million in billin’, I helped build ‘em up
(100万ドルの仕事さ、俺が盛り上げてやったんだ)

Gave my nigga my right, I could have gave left ※02
(Jay-Z(Def Jam)と契約したが、断ることもできた)

So like my girl Foxy, a nigga went Def
(それでも親友のフォクシー・ブラウンがいるDef Jam行くと決めた)

So nigga, who’s your top ten?
(なぁ、おまえらのトップ10を教えてくれよ)

Is it MC Shan? Is it MC Ren?
(MCシャンか、それともMCレンかよ)

If hip hop should die before I wake
(もし俺が目覚める前に、ヒップホップが死するべきものならば)

I’ll put an extended clip inside of my AK
(俺のAK-47(マシンガン)に拡張マガジンを装着して)

Roll to every station, murder the DJ
(すべてのラジオ局を回り、DJ共をぶっ殺してやる)

Roll to every station, murder the DJ
(すべてのラジオ局を回り、DJ共をぶっ殺してやる)

【※繰り返し ×2】

Hip hop just died this mornin’
(今朝ヒップホップは死んだんだ)

And she’s dead, she’s dead
(そうヒップホプは死んだ、死んだんだ)

The bigger the cap, the bigger the peelin’ ※03
(キャップがデカければデカい程、剥けた皮もデカくなる)

Come through, something ill, missin’ the ceilin’
(無視もよし、問題を抱えるもよし、双方やり合うのもありかもな)

What influenced my raps? Stick ups and killings
(俺のラップに影響を与えたのは何だ、強盗、それとも殺人か)

Kidnappings, project buildings, drug dealings
(あるいは誘拐、クイーンズの団地、ドラッグの売買か)

Criticize that, why is that?
(批判してみろよ、何なんだって)

Cuz Nas rap is compared to legitimized crap
(ナズのラップはゴミクズラップと比較されちまう)

Cuz we love to talk on ass we gettin’
(なぜなら、俺たちゃケツで語り合うのが好きだからさ)

Most intellectuals will only half listen
(インテリ連中は何も聞き入れない)

So you can’t blame jazz musicians
(だから、ジャズミュージシャンを批判せずに)

Or David Stern with his NBA fashion issues
(デビッド・スターンが決めたNBAでのドレスコードの話題ばかり)

Oh I they like me–in my white tee
(奴等は白いTシャツに包まれてる俺が好きなんだ)

You can’t ice me, we here for life B
(俺を消すことはできない、ここには「ライフB」の人生もあるんだ)

On my second marriage, hip hop’s my first wifey
(俺は二回結婚した、ヒップホップが最初の嫁さ)

And for that we not takin’ it lightly
(俺たちゃヒップホップを軽く語りはしない)

If hip hop should die we die together
(もしヒップホップが死する時、俺らも時同じく死ぬのさ)

Bodies in the morgue lie together
(死体安置所で共に横たわる)

All together now
(ヒップホップとは一心同体さ)

If hip hop should die before I wake
(もし俺が目覚める前に、ヒップホップが死するべきものならば)

I’ll put an extended clip inside of my AK
(俺のAK-47(マシンガン)に拡張マガジンを装着して)

Roll to every station, murder the DJ
(すべてのラジオ局を回り、DJ共をぶっ殺してやる)

Roll to every station, murder the DJ
(すべてのラジオ局を回り、DJ共をぶっ殺してやる)

【※繰り返し ×2】

Hip hop just died this mornin’
(今朝ヒップホップは死んだんだ)

Hip hop just died this mornin’
(今朝ヒップホップは死んだんだ)

Hip hop just died this mornin’
(今朝ヒップホップは死んだんだ)

And she’s dead, she’s dead
(そうヒップホプは死んだ、死んだんだ)

Everybody sound the same, commercialize the game
(どいつもこいつも皆同じサウンドだ、ヒップホップを金儲けにしやがって)

Reminiscin’ when it wasn’t all business
(すべてがビジネスじゃなかった頃が懐かしい)

If it got where it started
(それが生まれたのがどこだっったのか)

So we all gather here for the dearly departed
(だから、俺たちゃ親愛なる過去のためにここに集った)

Hip hopper since a toddler
(俺はガキの頃からヒップホッパーなんだ)

One homeboy became a man then a mobster
(一人の不良が成人し、ギャングになったのさ)

If the guys let me get my last swig of Vodka
(もし、最後にウォッカを一杯許してくれるのなら)

R.I.P., we’ll donate your lungs to a rasta
(安らかに眠らせてやる、おまえの肺をラスタに捧げる)

Went from turntables to mp3s
(ターンテーブルからMP3へと変わり)

From “Beat Street” to commercials on Mickey D’s
(「ビートストリート(映画)」はマクドナルドのCMに使われ)

From gold cables to Jacobs
(金の極太チェーンもジェイコブ(ブランド)のモノになり)

From plain facials to Botox and face lifts
(綺麗な素顔も今じゃ整形だらけになった)

I’m lookin’ over my shoulder
(後ろを振り返ると)

It’s about eighty niggaz from my hood that showed up ※04
(およそ80人のニガーたちが俺の地元から来ていて)

And they came to show love
(俺に挨拶しにきた)

Sold out concert and the doors are closed shut
(だがコンサートは満席で、ドアは静かに閉められた…)

曲の感想とまとめ

nas and will.i.am

いかがでしたでしょうか?歌詞はとても意味深でカッコ良いのですが、どこがカッコ良いのか聞かれるとちょっと困りますよね。全部説明すると長くなるので、ポイントを出来る限り簡潔に説明していきます。

「Hip Hop Is Dead」のトラック

「Hip Hop Is Dead」のプロデューサーはwill.i.am、トラックはNasの前アルバムから「Thief’s Theme」をアレンジしている。元のサンプリング曲はIron Butterfly(アイロン・バタフライ)の「In-A-Gadda-Da-Vida(1968)」を使用。

誰をディスってる曲なのか

ファレル・ウィリアムスとクリプス

基本的には商業志向になったヒップホップ業界全体をディスってますが、当時のNasは特にサウスのギンギラなヒップホップが嫌いだったようです。

曲の中で名指しでディスってるのはこちらの箇所「Grindin’, hittin’ Brazilian dimes from behind(がんばりな、テメーの後ろからブラジル硬貨でも投げつけてやる)」。

Clipse(クリプス)の「Grindin’」という曲を指してると言われています。ちなみにこの「Grindin’」という曲のプロデューサーはファレルです。「Grindin’」とは「一生懸命やる、金を稼ぐ、腰を擦りつける」などの意味があるスラングでファレルやクリスプが流行らせたようです。

この曲の一番のポイント!

この曲の3番目のヴァースのこちらです。

Everybody sound the same, commercialize the game
(どいつもこいつも皆同じサウンドだ、ヒップホップを金儲けにしやがって)
Reminiscin’ when it wasn’t all business
(すべてがビジネスじゃなかった頃が懐かしい)
If it got where it started
(それが生まれたのがどこだっったのか)
So we all gather here for the dearly departed
(だから、俺たちゃ親愛なる過去のためにここに集った)

個人的な意見ですが、2002年あたりを境に大御所と呼ばれるようなラッパーは自分たちのアルバムを出さずに、エミネムやファレル、カニエ・ウエストといったその時どきで人気の若手に乗っかる傾向がありました。また、続々とでてくる若手をプロデュースすることも流行で、彼らのほとんどはデビューアルバムが最後のアルバムになってしまう程、一発屋で終わってしまいました。

最後に文法・歌詞の説明

今回はヒップホップの曲なので、文法の説明は省きます。その代わりに簡単な意味を箇条書きで書いていきます。

01. Grindin’, hittin’ Brazilian dimes from behind
バージニア出身のラッパーデュオ・Clipse(クリプス)の「Grindin’」を指していると言われています。

02. Gave my nigga my right, I could have gave left
「my nigga」とは「Jay-Z」を指しています。当時Def JamはJay-Zが社長をしており、NasまでもがDefに加わると大きな話題を生んでいました。その人気は凄まじく、Defにいるラッパーがキャラクターになって格闘ゲームが発売される程でした。笑

03. The bigger the cap, the bigger the peelin’
MC Renとアイスキューブの確執について触れています。ちなみにここのリリックはそのままアイスキューブの「No Vaseline
」という曲から持ってきています。
※気になった方はこちら「Ice Cube- Steady Mobbin’」

04. It’s about eighty niggaz from my hood that showed up
ここから最後の行にかけて言いたいことは、「ここからヒップホップを愛するもの達ほど外に追いやられる、ヒップホップは死んだんだ」ということだと思います。あくまで個人的意見です。

さて、今回は以上になります。
最後まで見て頂きましてありがとうございました。
それでは、良い一日を!

※何か間違っている箇所、不明な点があればコメント、またはお問い合わせください。
出来るだけ、正確に翻訳をしたいと思っております。

この記事を書いた人
ヨロイ

オンガクガトマラナイを運営しているヨロイです。普段はウェブディレクターをしています。洋楽をきちんと翻訳したくてこのサイトを始めました。洋楽って本当に良いですよね!

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください