今回は、Toto(トト)の「Africa(アフリカ)」の翻訳です。
「Africa」は、カリフォルニア出身のバンド「トト」の曲で、彼らの最大のヒットソング。Totoの4thアルバム「Toto IV」に収録されており、1982年10月にシングルカットされました。ビルボードで1位、UKチャートで3位、オーストラリアで7位など世界的にヒットを記録。2018年5月にWeezer(ウィーザー)によってカバーされたことで、再度ブレイクしました。
それでは、お聞きください。
Africa 基本情報
曲名:Africa
アーティスト:Toto(トト)
出身:カリフォルニア(米国)
ジャンル:ソフトロック、ロック
チャート:1位(ビルボード)
発売日:1982年10月30日
収録アルバム:Toto IV
![]() |
Africa Toto ![]() |
「Africa:Toto」の翻訳
※グレイの箇所をクリックすると、解説を見ることができます。
I hear the drums echoing tonight
(今夜、ドラムの音が鳴るのが聞こえる)
But she hears only whispers of some quiet conversation
(だけど、彼女には小さな囁やき声にしか聞こえていない)
She’s coming in, 12:30 flight
(彼女は12時半のフライトでやってくる)
The moonlit wings reflect the stars that guide me towards salvation *
(月明かりに照らされた翼は、僕を救いへと導いてくれる星を映しだす)
I stopped an old man along the way
(途中、僕は一人の老人の前で立ち止まる)
Hoping to find some old forgotten words or ancient melodies
(忘れ去られた昔の詞か、古いメロディーを見つけたくて)
He turned to me as if to say *
(老人は振り返り、語りだす)
※参考元:Cambridge Dictionary「as if/though」より
“Hurry boy, it’s waiting there for you”
(「急ぎなさい、お前さんのために待っている人がいる」と)
It’s gonna take a lot to drag me away from you *
(君から僕を引き離すことはできない)
There’s nothing that a hundred men or more could ever do
(大勢の男たちがかかってこようとも、何もできやしない)
I bless the rains down in Africa *
(アフリカに雨が降るよう祈るかのように)
※参考元:The Guardian「Toto: how we made Africa」より
Gonna take some time to do the things we never have
(僕らが成し得なかったことをするには時間がかかるんだ)
The wild dogs cry out in the night
(夜には野犬が遠吠えをする)
As they grow restless longing for some solitary company *
(不安に駆られて、一人でいる仲間を切望してるかのように)
I know that I must do what’s right
(僕がやるべきことは分かってる)
As sure as Kilimanjaro rises like Olympus above the Serengeti *
(それはセレンゲティ草原の上に、オリンポス山のようにキリマンジャロがそびえ立つかのように)
I seek to cure what’s deep inside frightened of this thing that I’ve become
(奥深くある「臆病になった自分」を癒す方法を探してるんだ)
It’s gonna take a lot to drag me away from you
(君から僕を引き離すことはできない)
There’s nothing that a hundred men or more could ever do
(大勢の男たちがかかってこようとも、何もできやしない)
I bless the rains down in Africa
(アフリカに雨が降るよう祈るかのように)
Gonna take some time to do the things we never have
(僕らが成し得なかったことをするには時間がかかるんだ)
Hurry boy, she’s waiting there for you
(急ぎなさい、彼女がお前さんを待ってる)
It’s gonna take a lot to drag me away from you
(君から僕を引き離すことはできない)
There’s nothing that a hundred men or more could ever do
(大勢の男たちがかかってこようとも、何もできやしない)
I bless the rains down in Africa
(アフリカに雨が降るよう祈るかのように)
I bless the rains down in Africa
(アフリカに雨が降るよう祈る)
I bless the rains down in Africa
(アフリカに雨が降るよう祈る)
I bless the rains down in Africa
(アフリカに雨が降るよう祈る)
I bless the rains down in Africa
(アフリカに雨が降るよう祈る)
Gonna take some time to do the things we never have
(僕らが成し得なかったことをするには時間がかかるんだ)
![]() |
Africa Toto ![]() |
解説とまとめ
1982年に一世風靡した「アフリカ」は、トトの中でも最大のヒット曲となりました。作曲者であるキーボードのペイチは、この曲が個人的な恋愛のロマンスではなく、アフリカ大陸に対する愛だと語っています。タイトルの「アフリカ」に対して、ほとんどアフリカに関してのことはでてきませんが、70年代、80年代のアフリカの貧困や飢餓に対して苦しむ状況からインスピレーションされたそうです。
Weezer(ウィーザー)が「Africa」をカバー
2018年5月に、アメリカのバンドWeezerがトトの「Africa」をカバーしました。リリースされるとかなり評価が高く、再度この曲がブレイクを果たしています。
最後に感想を
ポエムみたいな歌詞でしたが、かなり噛み砕いて訳しました。彼女と一緒になりたい青年が自分の心と向き合って、それを壮大なアフリカの大地に例えることで彼女への気持ちを表現している印象を受けました。「アフリカに雨が降りますように」ってもしかしたら、「彼女と一緒になれますように」っていう青年の思いと重なるのかもしれませんね。
ちなみに、この曲はフィリピンでもほとんどの人が知っている名曲です。それは毎日のようにラジオから流れているからです。私は作業中に毎日フィリピンのラジオ「Wrock 96.3 FM Cebu City」を聞いています。もしよければ!
さて、今回は以上になります。
最後まで見て頂きましてありがとうございました。
それでは、良い一日を!
※何か間違っている箇所、不明な点があればコメント、またはお問い合わせください。
出来るだけ、正確に翻訳をしたいと思っております。
僕は一人の老人の前で立ち止まる
ではなくて
僕は一人の老人を呼び止めた
ではないかな。
an old man は stopped の目的語だと思う。
ちなみに、私は今から40年ほど前に
ancient という単語をこの歌で学びました。