今回は、Weezer(ウィーザー)の「Africa(アフリカ)」の翻訳です。
「Africa」は、アメリカのロックバンド「Toto(トト)」が1982年にリリースした曲で、2018年5月にウィーザーがカバーしました。あるファンがツイッターからリクエストしたことによって実現し、大きな話題になりました。そして、カバーされたトト側もウィーザーの「Hash Pipe」をカバーするなど盛り上がりを見せています。
それでは、お聞きください。
Africa 基本情報
曲名:Africa
アーティスト:Weezer
出身:カリフォルニア(米国)
ジャンル:ソフトロック、ロック
チャート:68位(ビルボード)
発売日:2018年05月29日
収録アルバム:なし
![]() |
Africa Weezer ![]() |
「Africa:Weezer」の翻訳
※グレイの箇所をクリックすると、解説を見ることができます。
I hear the drums echoing tonight
(今夜はドラムが響く音が聞こえる)
But she hears only whispers of some quiet conversation
(だが、彼女には静かな会話のように聞こえている)
She’s coming in, 12:30 flight
(彼女は12時半のフライトで向かっている)
The moonlit wings reflect the stars that guide me towards salvation *
(月に照らされた飛行機の翼は、僕を救済へと導いてくれる星を映しだす)
I stopped an old man along the way
(途中、老人の前で立ち止まる)
Hoping to find some old forgotten words or ancient melodies
(過去の忘れ去られた詩か、昔から伝わるメロディーを見つけたくて)
He turned to me as if to say *
(老人は振り返り、語る)
※参考元:Cambridge Dictionary「as if/though」より
“Hurry boy, it’s waiting there for you”
(「急ぎなさい、君のために待っている人がいる」と)
It’s gonna take a lot to drag me away from you *
(君から僕を引き離すことはできない)
There’s nothing that a hundred men or more could ever do
(たくさんの男たちが来ようとも、何もできやしない)
I bless the rains down in Africa *
(アフリカに雨が降るよう祈りを捧げる)
※参考元:The Guardian「Toto: how we made Africa」より
Gonna take some time to do the things we never have
(僕らが成し得なかったことをするには時間が必要なんだ)
The wild dogs cry out in the night
(夜には野犬が吠えだす)
As they grow restless longing for some solitary company *
(不安に駆られ、一人でいる仲間を欲している)
I know that I must do what’s right
(やるべきことは分かってる)
As sure as Kilimanjaro rises like Olympus above the Serengeti *
(セレンゲティ草原の上にキリマンジャロが、まるでオリポス山のようにそびえ立つかのように)
I seek to cure what’s deep inside frightened of this thing that I’ve become
(奥深くある「臆病になった自分」を癒す方法を探している)
It’s gonna take a lot to drag me away from you
(君から僕を引き離すことはできない)
There’s nothing that a hundred men or more could ever do
(たくさんの男たちが来ようとも、何もできやしない)
I bless the rains down in Africa
(アフリカに雨が降るよう祈りを捧げる)
Gonna take some time to do the things we never have
(僕らが成し得なかったことをするには時間が必要なんだ)
Hurry boy, she’s waiting there for you
(急ぎなさい、彼女が君を待ってる)
It’s gonna take a lot to drag me away from you
(君から僕を引き離すことはできない)
There’s nothing that a hundred men or more could ever do
(たくさんの男たちが来ようとも、何もできやしない)
I bless the rains down in Africa
(アフリカに雨が降るよう祈りを捧げる)
I bless the rains down in Africa
(アフリカに雨が降るよう祈りを捧げる)
I bless the rains down in Africa
(アフリカに雨が降るよう祈りを捧げる)
I bless the rains down in Africa
(アフリカに雨が降るよう祈りを捧げる)
I bless the rains down in Africa
(アフリカに雨が降るよう祈りを捧げる)
Gonna take some time to do the things we never have
(僕らが成し得なかったことをするには時間が必要なんだ)
![]() |
Africa Weezer ![]() |
解説とまとめ
ウィーザーがトトの「Africa」をカバーした経緯は、14歳のメアリーが作ったツイッターカウント「@WeezerAfrica」からのツブやきからでした。数ヶ月に渡りツイッターに「トトのアフリカをカバーしてほしい」とリクエストしていると、ドラムのパトリック・ウィルソンの目に留まり、さらにメディアにも取り上げられるようになりました。
そして、ついに5月24日にカバーが披露されると…「アフリカ」ではなくトトの「Rosanna(ロザンナ)」だったのです。
これには、さすがのリクエストを続けてきたメアリーもガックリ。だけど、これはウィーザーのジョークだったようで、5月29日には「アフリカ」をリリースしました。そして、ジャケットにはメアリーのツイッターを載せるという粋な計らいもしました。

ウィーザーのカバーにトトも応える!
ウィーザーが「アフリカ」をカバーしたことで、多くのファンは「トト」もそれに応えるべきだとツイッターで煽りを入れてました。そして、7月31日バンクーバーでの40周年記念ツアーでウィーザーの「Hash Pipe」を披露しました。
最後に感想を
SNSのパワーおそるべしっと言いたいくらい、カバーした経緯が凄いですよね。一人のファンがツイッターで闇雲に呟いてたのがいろいろな人に目に留まり、最終的にはカバーされるんですから。それにしても、やっぱり90年後半から2000年前半のロックが好きな人にとってはウィーザーの「アフリカ」のカバーはやっぱりカッコ良く見えちゃいます。
ツイッターで散々リクエストしていたメアリーはと言うと、「次はわからないわ。ただしばらくはこの状況を楽しませてほしいの」とつぶやいていました。
i don't know what's next. just let me enjoy this for a while.#WeezerCoverAfrica
— weezer cover africa by toto (@weezerafrica) May 29, 2018
さて、今回は以上になります。
最後まで見て頂きましてありがとうございました。
それでは、良い一日を!
※何か間違っている箇所、不明な点があればコメント、またはお問い合わせください。
出来るだけ、正確に翻訳をしたいと思っております。